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〔地域情報〕

統合クーラーステーション今春操業

津山地方振興局 畜産係

 平成7年度着工以来,事業を推進してまいりました美作地区畜産基盤再編総合整備事業は平成11年12月現在最後のコンクリート舗装工事の施工をもって完工の運びとなりました。
 この事業は6岡山県農地開発公社が事業主体となり,生乳流通の合理化と機能強化を図るため,ホクラク農協の県北4カ所に分散しているCSを1カ所に統合整備することと,あわせて,高品質で安全な生乳生産を図るため,県下4カ所の岡山県酪連生乳検査所を1カ所(生乳検査センター:仮称)に統合整備するものとして推進しました。
 事業内容は生乳集出荷施設整備(1,377u),生乳冷却貯蔵機器整備,検査棟整備(260u),飲雑用水施設整備,施設用地整備,道路整備等で,総事業費は約16億6千万円です。事業実施場所は苫田郡鏡野町真加部で広域農道と吉井川がクロスする地点です。
 今後のスケジュールは,CSについては平成12年1月から職員研修・試験運転を行ない,4月から操業がなされます。生乳検査センターにつきましても,4月から6岡山県家畜畜産物衛生指導協会の管理・運営のもとに検査事業がなされます。
 新設の統合CSにより生乳生産のコストダウン化が図られ,また,生乳検査センターの高精度検査により安全な牛乳が消費者へ提供されますことをもって岡山県酪農の発展に寄与されますよう念じるものであります。
 長年にわたり事業推進にご協力いただきました関係各位に感謝申し上げます。