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〔総合家畜センター便り〕

超高能力牛の後継牛たち

総合家畜センター大家畜部 酪農科 秋山 俊彦

 平成5年から9年まで,乳用牛群の改良を促進するため,計19頭の超高能力牛が導入されましたが,現在ではそれらの娘,孫娘たちが活躍する時代となり,合わせて60頭が採卵に供されています。
 今回は,それらの牛たちの中から,特に成績が優秀なものを紹介します。

1.NTP(総合指数)が特に上位の牛たち

 2000年−T期の成績で,NTPが上位な牛たち10頭です。

  NTP:総合指数は,泌乳能力と体型をバランス良くするために,各推定育種価に重み付けをした指数。
      上位50%が ±0,上位25%が+148,上位10%が+281,上位 5%が+363
      上位 1%が+539
 これらの牛は,産乳成分部分でも全国の1%に入る遺伝的能力を持っています。

2.共進会で活躍した牛たち

 ホクラク共進会,岡山県共進会,中国地区B&W,中部地区B&W等の各地区共進会で活躍した牛たち。

 これらの牛たちは各種共進会でチャンピオンもしくはそれに準ずる成績を収めたものです。

3.現在の受精卵配布状況

 受精卵の譲渡卵数は年度を追うごとに増加し,平成11年度には126卵を譲渡しました。また現在までに154頭が農家で生産されています(表3)。

 畜産センターからの受精卵の譲渡は,雌雄判別卵で年間約140卵を計画しています。今後は,154頭生産されている超高能力牛の後継者たちを活用して優秀な遺伝的能力を広げていただきたいものです。

4.全日本ホルスタイン共進会に向けて

 19頭の輸入牛から始まった超高能力牛による牛群改良も,平成11年度末現在で,154頭の雌牛が農家で誕生するにいたっています。これらの後継牛たちは,各農家の経営改善の担い手として活躍が期待されるとともに,その一部は,第11回全日本ホルスタイン共進会で本県代表としての活躍も期待されています。
 全日本ホルスタイン共進会まで,あと3ヶ月となりました。夏の暑い時期を迎え,人にとっても牛にとってもつらい日々が続きますが,11月の本番をめざして頑張りましょう。