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〔特集〕

第11回全日本ホルスタイン共進会・第3回全日本
ジャージー共進会終了報告(主に審査成績)について

第11回全日本ホルスタイン共進会
岡 山 県 実 行 委 員 会

 11月2日から5日までの4日間,灘崎町の総合公園予定地並びにファーマーズ・マーケットサウスヴィレッジで開催された第11回全日本ホルスタイン共進会・第3回全日本ジャージー共進会は,全国44都道府県からホルスタイン297頭,また,12都道府県からジャージー60頭が一堂に会し,中国四国地方で初の大会は,過去に例のない盛大な大会となりました。
 大会初日は,雨にたたられたものの,大会のためにご尽力いただきました関係の皆様のおかげをもちまして多数の来場者を迎えて成功裡に終了することができました。
 さて,全国共進会へは,本県からホルスタイン種30頭,ジャージー種20頭が出場いたしましたが,その成績は以下の通りでありました。(表参照)
 まず,ホルスタイン種1〜5部の未経産の部に14頭が出場し,優等賞に3頭,1等賞に7頭が入賞し,なかでも第5部の川上村の長恒泰治さんが名誉賞を獲得されました。
 また,ホルスタイン種6〜12部の経産の部には16頭が出場し,優等賞に8頭,1等賞に1頭入賞し,なかでも,10部では,津山市の永礼淳一さんが最高位賞の高円宮賜杯を受けられ,11部では,久世町の森田一文さんが準名誉賞を,そして12部では,美星町の川上泰介さんも優等の首席を獲得されております。
 次にジャージーにつきましては,1〜2部の未経産の部に10頭が出場し,優等賞に4頭,1等賞に4頭が入賞し,蒜山酪農農業協同組合が名誉賞を,八束村の美甘泰治さんが準名誉賞を獲得されました。
 3〜4部の経産の部には10頭が出場し,優等賞に3頭,1等賞に3頭入賞し,4部で川上村の長恒泰治さんが準名誉賞を獲得されました。
 このようにホルスタイン,ジャージー併せて50頭の出品牛中,実に33頭が入賞したうえ,最高位賞,名誉賞,準名誉賞と数々の賞を得るという,過去に類を見ない素晴らしい成績で,酪農の雄県岡山の名声がさらに高まりました。
 今後は,この大会に向けて取り組んできた改良成果が経営面でも発揮され,全国共進会を機に,岡山県酪農・畜産が大いに発展することを期待してやみません。