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〔普及センターからの報告〕

ポンキン大会で組合員の親睦を図る

倉敷農業改良普及センター  真 鍋 現次郎

1 はじめに
 水島酪農組合では毎年9月上旬にポンキンの品評会を開催しています。これは組合員の親睦と話題提供を兼ねて実施し,今年で11回目となりました。
 その概要を紹介いたします。

2 品評会内容
 毎年10〜15名が参加し,30点前後のポンキンが出品されています。
 審査は重量と形にポイントを置いて行い,総合優勝を筆頭に重量,形,色,ユニーク賞等7点が入賞します。

3 総合優勝の実績
 最近3年間の総合優勝はH10年:116s,H11年:76s,H12年は73sの重量でした。

4 今年の内容
 今年は夏が高温で推移し,雨量も少なく成育が危ぶまれていましたが,14名が参加され28点の出品があり,無事9月8日に開催の運びとなりました。
 出来は昨年と変わらないもので,永年の栽培テクニックがものをいった感じでした。
 品評会の後は恒例となっている焼き肉を囲んでの親睦交流が行われました。

5 補足事項
 ポンキンはアトランティク・ジャイアント種のカボチャで別名「どてかぼちゃ」とも言われ,成熟まで125日くらいかかります。
 家畜の飼料用に栽培され,通常は30s程度の重さが普通で,果肉は黄色〜オレンジ色,果皮の色はオレンジ色が多く,灰白色や薄緑色などさまざまなものがあります。
 倉敷市には趣味で栽培され,ギネスブックに掲載された星島氏がおられます。その時の重量は275sでした。同氏は自家選抜系統を使い,夏冷涼な蒜山高原で生育期間を長くとって栽培され実績をあげられています。