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〔特集〕

「第11回全日本ホルスタイン共進会等の総集版」

第11回全日本ホルスタイン共進会
岡山県実行委員会事務局

1.はじめに
 第11回全日本ホルスタイン共進会は,平成7年3月15日に岡山県での開催が正式決定してから5年の準備期間を経て開催された,記念すべき大きな全国大会でした。
 この大会は,中国四国地方で初めての大会であり,途中で第3回全日本ジャージー共進会を同時開催することとなり,過去に例を見ない最大規模の共進会となりました。
 しかし,開催までの間には大きな出来事が,次々に発生,特に12年3月に宮崎県で,5月に北海道で発生した口蹄疫は,国内では92年ぶりで,大変恐ろしい伝染病であり,一時は開催不可能ではという声に事務局では対応に苦慮し,続いて発生した乳業メーカーの食中毒事件では,牛乳・乳製品の消費拡大を大きなテーマに掲げた大会であったため,大きなショックを受けた時期もありました。
 開催に当たっては,大会初日が大雨,洪水,暴風警報が発令される中で,オープニングセレモニーのテープカットが行われるなど,幾多の困難がありましたが,午後からは天気も回復して,5日の最終日まで,晴れの国の面目躍如の天候に恵まれ,来場者も予定した数を上回った上に,岡山県の成績もかってない成果を上げ,成功裡に閉幕しました。
 この大会のコンセプトは「ハレの国のハレ舞台」でありましたが,審査会場において,岡山県の出品牛がどんどん上位に入賞し,まさに岡山県のハレ舞台となった感があり,大変喜ばしい風景でした。
 また,この大会は「晴れの国・酪農・ふれあい」をテーマとして,生産者と消費者の交流とふれあいを通じて,畜産・酪農を理解してもらい,生乳・乳製品の消費拡大を図ることを目指して開催しており,大勢の来場者を得てその目的も達成されたと思います。
 このように,県内外はもとより,外国からも大勢の参加を頂いて盛大に,そして好成績のうちに終了できましたが,これもひとえに生産者の方々はもとより,県内の酪農,農業関係団体をはじめ,市町村などあらゆる機関の皆様の力強いご協力とご支援の賜とこころからお礼申し上げます。

2.共進会の成績
 共進会における最高位賞,名誉賞及び準名誉賞は次のとおりで,ホルスタイン種,ジャージー種とも岡山県の出品牛は立派な成果を収めましたが,これは,出品者のたゆまぬ努力はもとより,全国大会へ出品できなかった人達も,支援者となって手助けされ,また,関係農協等の方々も熱心に補助されたチームワークの良さの成果だと思われました。
 この全国大会の成績を契機として,これから始まる21世紀という新しい時代の岡山県酪農の発展に向けて,関係者一丸となってがんばりましょう。

 

3.協賛催事
 大会期間中は各種のイベントを開催して,多くの来場者に楽しんでもらいましたが主な協賛催事の情況を紹介します。

4.主な事柄の大会中の情況

開会式                             審査風景
搾乳体験
閉会式                        岡山県一村一品テント村