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〔ニュース〕

畜産関係団体組織再編について

岡山県畜産関係団体組織再編整備推進協議会

1.はじめに

 我が国では,昭和30年代以降の畜産の発展に伴って,生産から流通,衛生等の広範な分野にわたって各種の畜産関係団体が設立されました。そして,それぞれの畜産関係団体が畜産振興に多大の貢献をしてきました。このことについては本県も例外ではありません。
 しかし,近年,国際化の進展などによる内外競争の激化や担い手不足などにより,農家戸数は減少しており,加えて,畜産環境問題の深刻化や,家畜伝染病の発生など,畜産を取り巻く環境が大きく変化する中,農協の合併・広域化などの合理化が本格化しており,畜産関係団体についても,そのあり方が問われてきています。

2.各県の状況

 このような外部環境の変化を受けて,各都道府県では畜産関係団体の組織再編が進められています。その状況を表1にまとめました。

3.本県の現状

 岡山県でも,県当局の指導のもと,今後の畜産情勢の変化に的確かつ柔軟に対応し,畜産農家や関係者にとってより必要とされる畜産団体の組織体制のあり方を検討し,総合的かつ効果的な畜産振興を推進するための組織再編を,平成14年度末を目標に実現するため,岡山県畜産関係団体組織再編整備推進協議会を4月18日に設立しました。

4.岡山県畜産関係団体組織再編整備推進協議会について

 本協議会は,県及び県内の畜産関係団体で構成されており,事務局は社団法人岡山県畜産会に置くことになりました。
 基本的な方向として,性格,業務内容が類似する団体は極力再編統合を進めることにしており,@再編整備に必要な諸調査の実施,A再編整備に関する計画策定の検討,B再編整備に関する事務手続等の研究といった活動を,今後予定しております。