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蒜山だより

中国四国酪農大学校 教務課 長 尾 伸一郎

 この春に入学した学生達も元気に実習,勉学に励んでいます。昨年,一昨年と女性が半数程度となり,本年も24名入学し,そのうち11名が女性でした。こうなるとこの傾向は本物で今後はニュースネタにはならない様です。
 今年の特徴は,岡山出身者が10名と多いこと,淋しいことですが後継者が6名と非常に少ないこと等です。
 蒜山からの便りですが,作物のお話を一つ。今年は,温かい日が続き,「桜が早いのでは」の情報どおり1週間程早く開花しました。昨年は緑の日に満開だった桜が今年は散ってしまいました。同様に山菜のタラの芽も10日程早く採れるようになりました。しかし,その後タラの芽が動かない(開かない)状態が続きました。そうこうしてる内に,どうも牧草が伸びないということが目に付くようになりました(本来は牧草の生育不良に先に気付くべきでしょうが,つい食い気が勝ってしまった次第です)。
 この原因ですが,牧草の生育期の降水量の少なかったことが考えられます。各地で平年に比べて数分の一という雨量だったそうです。こうなると飼料作物の講義に利用できると考えるのが酪大職員です。「作物の生育に不可欠なのは温度と水,温度だけでは植物は育ちませんよ」と講義する訳です。しかし牧草の収穫量がおおいに気に懸かるところです。
 一方,最初に言いましたように,本年も女性が多く入学しています。そして,そのパワーがすごいという話です。
 川上村の茅部神社周辺で例年4月29日に「天の岩戸祭り」という祭りが催されます。天の岩戸は蒜山にあったという言い伝えに基づいて川上村は天空の郷として売り出しています。この祭りのメインイベントとして岩戸引きというものがあります。約1トンの石を乗せた台車を5人で引っ張りタイムを競うものです。参加賞のビールに惹かれてエントリーしますがなかなか上位入賞(3位までは賞金がでる)が果たせないのですが,今年は何と女性チームが2位に入賞してしまいました。女性は8人で引っ張りますがこのハンディキャップは例年のことですから凄いことです。実は,消防の行事があって力自慢が参加していなかったこと,雨が降り滑って転んだチームが多かった事など好条件が重なったことも影響したと思います。しかし男性は当分女性軍に頭が上がらないということには違いないと思います。