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バークシャー種の産肉性

岡山県総合畜産センター 中小家畜部 養豚科 
技師 佐 野   通

 これまで「おかやま黒豚」を生産する種豚の繁殖能力は報告されていますが,産肉能力や肥育成績は明らかにされておらず,生産技術目標や,種豚を導入する際の選定指標として活用できるデータの作成が望まれていました。そこで,指標作成の一助とするため,総合畜産センターで生産された繁殖用育成豚(以下 種子豚)114頭と肉豚339頭の産肉能力及び肥育成績を分析しましたのでその概要を紹介します。

1 調査期間

 (1) 種 子 豚
 平成11〜13年度に体重が100〜105sに達した種子豚について,雌雄別に調査しました。
 

 (2) 肉   豚
 平成10〜12年度に出荷した肉豚の去勢と雌について調査しました。

2 調査項目及び成績

 (1) 種子豚の成績
 種子豚の雌雄別成績及び(社)日本種豚登録協会豚産肉能力検定規定の別表8の成績判定基準により,平均値の判定結果を表1に示します。

 (2) 肉豚の成績
 肉豚の雌雄別成績は表2のとおりでした。
 鹿児島県畜産試験場研究報告27号の成績と比較してみると,去勢豚では,当センターのほうがDGは高く,出荷日齢も短くなり,飼料要求率は低い傾向が見られました。

 また,これらの成績を繁殖豚の産地別に鹿児島県,英国,当センター産に分類して比較すると,英国産間の交配により生産された産子では,他の交配に比べ発育が低くなる傾向が見られました。この原因としては,近交退化が疑われました。
 今後も新しい血統の導入と,(H13.4.18 新潟県より雄2頭を導入済)能力・成績の分析を継続し,「おかやま黒豚」の品質と生産性の向上に努めて参りたいと思います。