ホーム岡山畜産便り > 岡山畜産便り2001年10月号 > 地域ぐるみで取り組んだ第1回勝英地域畜産共進会

〔普及現場からの報告〕

地域ぐるみで取り組んだ第1回勝英地域畜産共進会

勝英農業改良普及センター

1 はじめに

 勝英地域は畜産農家の減少に伴い,各町村で開催されていた畜産共進会が徐々に開催されなくなり,遂に今年は町村単独での開催が皆無になりました。
 一昨年農協合併が行われたことから,昨年は勝英地域全体での共進会が開催されましたが,乳牛共進会は勝英地域では姿を消しました。
 環境問題等の暗いイメージが強まる中で,乳牛改良に取り組む姿を地域にアピールするため乳牛も和牛と同時開催してほしいと各町村酪農組合長からの要請があり,今回,県,町村,農協が協力し共進会開催に取り組みました。

2 開催準備

 主催者,予算,開催要領などまったくゼロからの出発であり,当初広域技連畜産部会の数名で試行錯誤しながら素案を作成し,町村役場を訪問し,開催目的など説明し町村の意向を固めました。
 その後,推進会議を開催し協議した結果,10町村中7町(美作,作東,大原,勝田,勝央,奈義,勝北)が参加し,町長,組合長らで組織する実行委員会を主催者とし,奈義町滝本地区グランドで実施することに決定,予算は町,農協から負担金を徴収することとなりました。
 事務局は今年度は奈義町に置き,各町畜産担当者,普及センター,振興局,農協担当者が事務局員として役割分担し準備を進めました。

3 共進会開催

 9月5日開催当日は,さわやかな秋晴れに恵まれ,75頭(和牛25頭,乳牛50頭)の出品牛が勢揃いし,発育,体格の優秀さを競い合いました。
 出品者以外の生産者の方々も多数応援に集まり,共進会にふさわしいにぎやかな雰囲気の中で会が進行されました。
 地域の方々への参加を募るため,前日から無線放送などで宣伝した効果と,牛乳,堆肥の無料配布を行ったこともあり,一般の方も多数参加し,保育園児の見学もあり,地域への畜産のイメージ改善,畜産農家の努力のアピールという目的も達成できたと思います。
 審査の結果,第1回の優勝は和牛「ふくゆかの号」(勝北町 久保時一氏出品)乳牛「リンダ ボート クラーク ボー号」(勝央町 高山進氏出品)が受賞し,大盛況の内会が終了しました。

4 来年度への取り組み

 今年度は準備期間が3ヶ月しかなく,駆け足で準備を進めたため,関係機関中心で内容を決定し実施しました。
 今後は今年度の反省を踏まえ,十分な準備期間をとり,畜産農家が中心の共進会の実施を目指します。

和牛審査風景
園児の見学