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新年のごあいさつ

岡山県農林水産部長 徳田 修吾

 謹んで,年頭のごあいさつを申し上げます。皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 また,岡山県畜産会をはじめ,畜産関係の皆様には本県の農林水産行政の推進についてご理解とご協力をいただき,共に新しい年を迎えられたことを心からお礼申し上げます。
 昨年は,米国における大規模なテロ事件,それに端を発したアフガニスタンでのタリバン制圧さらには炭疽菌事件等,世界各地で歴史を左右するような出来事が次々と発生しました。
 国内では,相次ぐ大型倒産と並び失業率が5%台に上るなど,不況がますます深刻化してきておりますが,このような情勢の中で,畜産の分野においては,昨年9月に我が国で初めて千葉県で牛海綿状脳症(BSE)が発生し,11月末には3頭目が摘発されるなど,畜産関係者にとっては,これまでのO−157や加工乳による食中毒事件にもまして深刻な影響を与え,今日なお予断を許さない状況が続いているところであります。
 BSE問題では皆様ご承知のとおり,風評被害等による消費者の不安から牛肉消費が低迷し,枝肉価格,子牛価格の暴落はもとより,食品加工業者から焼き肉店に至るまで畜産に関連するすべての産業が大きな打撃を受けているところであります。
 しかし,昨年10月からは世界でもっとも厳しい食肉処理場での全頭検査が開始され,安全が確認されたものだけが流通するシステムが構築されました。本県としましては今後とも消費者の方々に安全性を理解していただだくために,正しい情報の提供と共に安全安心な畜産物の供給に努めてまいる所存でございます。
 農業全般としましては,新しい「食料・農業・農村基本法」により,農業の持続的発展と食料の安定供給の確保を図るという国の施策を受け,県におきましても生産性の向上と低コスト生産及び安全な畜産物の安定供給はもとより,環境に配慮した農業を目指し,関係機関とも緊密な連携を図りながら各種施策を積極的に推進してまいりたいと存じますので,一層のご支援とご協力を賜りますようお願いします。
 最後になりましたが,新しい年が畜産業界にとって輝かしいものでありますよう,また,皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして新年のごあいさつといたします。