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〔特集〕

畜産関係団体組織再編統合について

社団法人岡山県畜産会

 昨今の経済情勢や畜産情勢等をふまえ,幅広い視点から包括的に畜産農家を支援できる団体として再編整備し一層の体質強化を図るため,社団法人岡山県畜産会,社団法人岡山県肉畜価格安定基金協会,社団法人岡山県家畜畜産物衛生指導協会の3団体が再編統合することとなったので,現在までの状況の概要をお知らせします。

1.統合の背景

 近年,畜産農家の減少,畜産物価格の低迷,家畜伝染病の発生,更には農業地域における混住化の進展等による環境問題等畜産を取り巻く環境は大きく変化してきていること,農協等,畜産に関わる団体の合併・広域化が進展し,畜産農家に対するきめ細かな支援に若干の懸念があること,また,一体的かつ総合的な支援が受けられる体制を望む声が高くなっていることから,生産技術支援,流通情報の提供,衛生対策等さまざまな分野の課題をバランスよく提供する等サービスの質向上を図るため,全国的な状況等もふまえて再編統合に取り組むこととした。

2.再編統合の経緯

 平成10年度:農林水産省畜産局長からの「畜産経営支援指導機能強化事業実施要領の制定について」を受け,畜産関係団体連絡会議を設け,団体の再編統合について協議を開始した。

 平成11年度:連絡会議の協議をふまえ,第1次の再編統合の範囲は,公益法人に絞って検討することとなった。

 平成12年度:畜産関係の公益法人に対してアンケート調査を実施し,再編統合の意志を示した今回統合する3団体での再編統合を検討することを決定して,連絡会議を協議会に格上げして発足することとした。
 また,「畜産経営支援指導機能強化事業」(団体再編のための補助事業)に取り組み再編統合を推進することとした。

 平成13年度:4月18日に県,関係団体,再編統合予定団体による「岡山県畜産関係団体組織再編整備推進協議会」を設立。再編に向けた本格的・具体的検討を開始した。
 平成14年2月には県農林水産部から,「畜産関係団体組織再編方針について」という基本方針が示された。
 更に,2月26日の協議会で「岡山県畜産関係団体再編基本構想」が了承された。
 内容は@合併の必要性・メリット A合併の期日:平成15年4月1日
 B合併の範囲:畜産会,肉畜基金協会,衛生指導協会の3団体
 C合併の方法:対等な立場での合併とするが,手続き上の存続団体を定め定款変更方式での再編統合

 平成14年度:6月6日の協議会で,基本構想で明確となっていなかった,次の事項が了承された。
 @手続き上の存続団体:6岡山県畜産会,A新団体の名称:6岡山県畜産協会,B新団体の所在地:岡山市磨屋町9−18
 また,各団体における通常総会(6月開催)で再編統合が決議されるとともに,7月,県議会の農林委員会に報告了承,市長会・町村会に説明了承された。
 11月18日に次のとおり,協議会としての最終提案が決議され,今後の再編統合に関する決議は組織統合委員会に役割を移すことに決定。
 @定款,A統合に関する協定書,B出資金の移管方法,C今後のスケジュールと組織統合委員会の設置
 12月2日再編統合3団体の役員合同打合会で,11月18日の協議会決議事項について了承を得た。
 12月9〜12日に開催した,各団体の理事会,臨時総会で,@再編統合期日,A協定書の調印,B存続団体の事業継承,解散団体の事業移管,C出資金の移管方法,D組織統合委員会の設置について承認,決議された。
 12月16日 関係中央団体に対し,統合に係る経過説明を実施した。
 1月7日 定款の変更申請
 1月21日 第1回組織統合委員会開催し委員長,副委員長決定
      統合に関する協定書の調印式開催
 2月19日 第2回組織統合委員会開催し@諸規程案の承認,A暫定予算案の承認,B新協会の役員推薦承認

3.今後のスケジュール

 今後は,現在までに了承,決議された事項について,存続団体の理事会,臨時総会等により,定款の規定に基づいて4月1日から定時総会までの暫定措置としての役員の選任,暫定予算,諸規程等を承認,決議し,新団体「社団法人岡山県畜産協会」が発足する。

 以上,畜産関係団体組織再編統合の概要について簡単に状況を述べて参りましたが,統合によるメリットを最大限に生かし,一つの組織として経営,衛生,価格安定対策等さまざまな分野の課題をバランスよく提供するサービスの質的向上を図るとともに,情報の共有化による連携のとれた支援体制の強化並びにデータベースの一元化による新たな情報網の整備等に取り組んで参りたいと存じますので,よろしくご支援くださるようお願いいたします。