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〔地域情報〕

食と農の環づくり活動,
われら「かよう“あいがも会”」

高梁地方振興局農業振興課畜産係

1.はじめに

 今回は賀陽町で有機の郷エコ堆肥(かようエコセンター供給)とあいがもを利用した無農薬農業を実践している「かよう“あいがも会”」を紹介します。

2.会の概要

 構成員 賀陽町内耕種,畜産農家 8名
     (代表 瀧川 信一 氏)
     設立年月日  平成9年4月1日


かよう“あいがも”会

3.設立の動機

 当初は代表の瀧川氏が楽しみながら出来る農業を目指していくうちにあいがも農法を知り,あいがも農法先進地である熊本県の農家に教えを請い,町内で始めたのがきっかけでした。
 その後,のどかな農村づくりと地球に優しい農業を目指す仲間が寄り集まり会が設立されました。
 また,平成12年にはかようエコセンターが完成し,地元堆肥センターから供給される堆肥を使った無農薬農業を実践しています。

4.あいがも米の生産販売状況

 冬に2t/反の堆肥を田に散布し,田植えから7〜10日後に3週令の雛を放します。だいたい15羽/反をいれ,その後は稲の葉を見て追肥の時期にかもの量を増やしたり,減らしたりします。2割は雛の段階で死ぬため,最終的に出荷できるかもは1000羽位になります。
 今年度は会員全体で作付41.1反,19t(7.7俵/反)を生産しました。
 このうち8割は東京,大阪,姫路等大都市圏の個人の方や病院にアレルギー対応食として販売されており,平均価格は30,000円/俵という高値で取り引きされています。

5.会の具体的活動内容

 別表に主なものを示していますが,あいがもと有機の郷「エコ堆肥」を利用した米づくり,雑草防除を目的とした果樹園での試験的なあいがも放鳥,地元保育園児等による田圃でのあいがも放鳥式さらに町内イベントでのあいがもを活用した(あいがもレース等)都市住民との交流会を実施しています。


あいがも放鳥風景


あいがも加工品鴨なべセット等

平成14年度の活動状況

加工品販売状況

主な成果

 今までの活動が認められ,平成14年10月に21世紀おかやま農林水産業活性化事業にて優良活動団体表彰を受けました。
 さらに,平成14年12月26日には,あいがも米がおかやま有機無農薬農産物の認定を受けたことにより,会の活動にも一層弾みが付いています。
 また,町内,町外を通じてあいがもを使った交流会を行うことにより,無農薬農業への関心を一般の消費者にも与え,食と農の環づくりに貢献しています。
 あいがも米は一部を町内のロマンかようクラブに提供し,無農薬野菜とあいがも米をセットにした五目めしとして販売しています。あいがも肉についても総合交流促進施設かようにおいて常時販売を行っています。
 雛については当初こそ岡山県総合畜産センターより供給を受けていましたが,今では会員農家で生産し,町内はもとより広島県や鳥取県へも雛を出荷(毎年約1,500羽用意)するまでになり,購入者には,あいがも農法指導を積極的に行っています。
 一方,子供達へ情操教育の一貫として実施しているあいがもの放鳥については毎年小学校や養護学校からの依頼があり,他の地域からも関心を集めています。

 田植えが済んでしばらくするとあいがもたちの出番です。賀陽町のあちこちでかわいいあいがもの雛が見られます。是非一度お越しください。

かよう”あいがも会”展示圃場