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農業大学校畜産課程和牛コース2年生紹介

岡山県総合畜産センター 経営開発部企画情報科 早瀬 文繁

 農業大学校は赤磐郡赤坂町にあり,本年度は1年生38名,2年生38名が在籍し,園芸課程(果樹,野菜,花き),畜産課程(和牛,中小家畜の各コース)それぞれに分かれて実践的技術を学んでいます。
 畜産課程の学生の詳細は,和牛コースに2年生が1名,中小家畜コースに1年生が2名います。
 今回は農業大学校旭分校で勉強中の2年生を紹介します。
 名前は福間健太さん,広島県三次市出身,広島県立三次高校普通科を卒業,平成14年4月から農業大学校に在籍し,平成15年1月から旭分校(総合畜産センター)で和牛コースを学んでいます。
 和牛を選択した理由を尋ねてみると,もともと動物が好きだったからということで,現在は日々新しい発見があってとても充実しているそうです。
 農業大学校の学生には,自ら課題を設定し実践するというプロジェクト学習があります。彼の場合は,総合畜産センター和牛改良部生産技術科の皆さんの指導のもとに「和牛親子放牧方法の違いによる子牛の発育について」という課題に取り組んでいます。
 趣味は音楽鑑賞と買い物,習字は2段,ガス溶接免許有り。将来は,1年生の時の和牛繁殖農家留学研修の経験を生かして,繁殖経営をされている岡山県内の牧場に就職したいとの考えを持っているようです。
 今年は年明けから,SARS という人類の生存を脅かす新型ウイルスによる伝染病が流行しています。
 学生たちは,オーストラリア農業研修が中止にならないかと心配しています。
 1日も早く SARS が終息することを願いながら学生紹介を終わります。