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〔地域情報〕

「見て! 味て! 知って!」勝英地域の畜産物

勝英地方振興局農林水産事業部農業振興課畜産係

はじめに

 食を取り巻く情勢は,ここ数年めまぐるしく変化し,消費者,生産者ともその関心が高まるなか,「安心・安全」,「地産地消」は正に当を得たキャッチフレーズとなっています。これに関連した取り組みは,大小,様々になされていますが,勝英地域の畜産物について,ここ最近の取り組みをいくつか紹介します。

学校給食で地産地消
(地元産和牛と黒豚を食材・教材として)

 勝英局では管内の奈義町で,小学校の児童や父兄の皆さんに,地元においしい畜産物があることを知ってもらい,地産地消の推進と地元の畜産業への理解と関心を高めてもらう目的で,奈義町ならびに勝英農業協同組合(以下,勝英農協)が町内産の和牛肉と黒豚肉を使ったおいしい給食を町内の小学校で児童の皆さんに提供する事業をモデル的に行いました。

 黒豚肉や和牛肉を使った計4回の給食を提供し,毎月の「給食だより」でメニューを紹介するとともに,給食日には勝英農協の担当者がそれぞれの畜産物の地元での生産状況等を説明しました。


給食

 アンケートを取ったところ,町内に黒豚や和牛が飼育されていることを知らない児童も多くいましたが,いずれのメニューもたいへん好評で,また食べてみたいという意見が大半でありました。黒豚を題材にした紙芝居が作られるなど地域の畜産を学び,味わって頂く良い機会となりました。


教室の様子

地域のイベントで畜産物をアピール

 平成14年から8月の勝英地域畜産共進会に併せて,地元畜産物の消費拡大を目的に行っている「勝英畜産物フェア」や昨年10月には,勝央町ノースビレッジで地元産農畜産物の消費拡大イベント「作州うまいもんフェア」の中で,管内の畜産物の展示や地元産食肉の試食・販売を行いました。中でも「黒豚丸焼き」の実演や和牛肉の試食は好評で,地元をはじめ県内外から大勢の方々に来て,見て,味わっていただきました。


黒豚丸焼き(勝英畜産物フェア)

地元ブランドで安心・安全!

 勝英農協では平成5年から地域ブランドとして「奈義ビーフ」のシールを作成し,奈義町内の店頭で町内産の牛肉にはシールを貼って販売してきました。平成12年からはその販売を管内のAコープにも広げ,地元産牛肉を積極的にアピールしています。また,最近では生産者の写真を店頭に表示したり,個体識別10桁番号のラベル表示を貼付するなど安心・安全な牛肉であることを消費者に理解してもらうよう努めています。


生産者の写真


奈義ビーフ牛肉パック

まとめ

 畜産については環境問題等を解決し,地域との共生を図っていくことが不可避の時代となっています。そうした中,最も身近な地域の皆さんに地元産業としての理解と関心を持ってもらう積極的な取り組みが今後とも期待されます。