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〔普及現場からの報告〕

食農体験学習を積極的に受け入れている地域の酪農家たち

高梁農業改良普及センター

1 はじめに

 近年,学校や地域で食農教育への取り組みの一環として,農作物の植え付や収穫等の作業体験,生産・加工・流通の現場見学等が,盛んに行われるようになってきました。
 こうした取り組みは,受け入れや世話役を積極的に行っている地域の農業者の理解と協力によって支えられ,また,酪農家等が受け入れすることで生き物(家畜)とふれあう機会や加工体験が加わり,豊かな内容となって体験者の好評を得ています。
 高梁管内の最近の事例を紹介します。

2 受入の状況と内容等

 (1) 北房町では上水田小学校の児童が,町内の酪農家と乳業メーカーを訪問し,牧場では乳牛の飼育管理(ミルクの生産等)を,メーカーでは処理加工した牛乳が給食として届けられる行程を学習しました。
   また,身近な食品(乳製品)への興味と,安心な農産物の生産・供給に関心を持ってもらう効果もねらって,牛乳を使ってのバター作りと試食体験も行いました。

 (2) 高梁市でも,小学生や保護者を対象にした「農業まるごと探検隊」や中学生の職場体験学習の受け入れを,宇治地区の酪農青年や大池山育成牧場が行い,参加した児童生徒や保護者・先生に好評でした。


子牛に触れて

牛舎内で乳牛を間近に見る

3 普及センターの対応

 普及センターとして,受け入れ先(酪農家・牧場)の選定や内容等について,助言・相談を行うとともに,関連事業(大地のめぐみ実感事業,農業教育推進事業)との調整,関係者の連携・役割分担と当日の運営支援にも努めました。
 今後とも,農業生産現場に携わる生産者と食の安全・安心を求める消費者との「情報交換の場づくり」に,関係者・団体等といっしょに取り組んでいきたいと考えています。


草地で雑草除去作業体験

バターづくりの様子