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〔畜産農家の声〕

お気楽な牛飼い・・・・

おかやま酪農女性部  権田 貞江

権田貞江44歳。
今回原稿依頼を“順番なら”と気軽に引き受けてしまった私です・・・が,いざとなると何を書けばいいのか迷ってしまい,主人とも話をした結果,「私の気楽な酪農」を書く事にしました。

 私が酪農家に嫁いで17年。当時,成牛30頭,育成牛15頭,主人と両親の三人で作業をしていましたが,私と義母がバトンタッチして,義母は田・畑に専念することとなりました。

 我が家の仕事は朝夕だけで,昼間の給餌は主人のポリーシーでしなかったため,自由に使える時間が多く,規模的にも小さかったこともあって,私は子供が小さいうちは,家で着付けを習ったり,後継者活動で太鼓をしたりしていました。また,子供が小学校にあがる頃にはトールペインティングに出会い,今も続けています。自分だけの趣味ではなく,今は人に教えたりもしています。海外研修にも二週間ほど行かしてもらいました。・・・
 どんな牛飼いさんだろうと思われるかもしれませんが,これが私です。確かにサラリーマンの奥さんより時間に制限はありますが,使える時間もあります。時々なんでこんな忙しい思いをしてまで・・・と思うこともありますが,家でじっとはしていられません。これも義父・義母が元気でいてくれること,そして,主人の理解があることと感謝しております。

 こんな私ですが,数字にはちょっとうるさいところもあって,酪農簿記は結婚当初から私が記帳しています。設備投資も資金を借り入れながらおこなってきましたが,子供達が10歳になるまでに借り入れがゼロになるように,貯金・保険もしながら月々の返済をおこなってきました。何せ我が家の乳をだしてくれる牛は30頭,苦しいときもありましたが頑張ってきました。

 平成14年,突然道路建設予定地として立ち退きのはなしが浮上し,平成16年4月に新牛舎に移転したところです。フリーバーン牛舎にして常時搾乳頭数60頭を目指しています。

 以前の繋ぎ牛舎に比べて作業が大変楽で,一段と時間短縮が出来るようになりました。ますます私の時間ができたということです。これからも私なりに輝きたいと思います。