ホーム > 岡山畜産便り > 岡山畜産便り2005年1月号 > 新春のごあいさつ

新春のごあいさつ

社団法人 岡山県畜産協会  
会長 池田 隆政

 新年,明けましておめでとうございます。
 皆様方にはさわやかな新年をお迎えのことと存じます。
 昨年を振り返ってみますと,一年を象徴する漢字が「災」でありましたように,本県をはじめとする,たび重なる台風被害に加え,新潟県中越地震では多数の死者がで,生命・財産が脅かされる異常な一年でありました。
 また,畜産でもBSEの散発に加え,東南アジアを中心に世界的に猛威を振るっていた高病原性鳥インフルエンザが,国内でもついに79年ぶりに発生するなど,畜産のみならず,わが国の食と衛生環境に多大な影響を及ぼしました。
 また一方で,昨年は11月から「家畜排せつ物法」が,そして12月から「牛肉トレーサビリティ法」が完全施行されるなど,環境に配慮した畜産経営から,安全で安心できる畜産物を消費者に供給する体制が義務づけられるなど,重要なスタートの年となりました。
 国際的にも,WTO,FTAの交渉が本格化し,米国産牛肉のBSE感染渦による長引く輸入停止措置も,昨年10月の日米局長級協議で実質的な輸入再開に向けて大筋で合意され,様々な変化の始まりが予想されます。
 これらの交渉の結果如何では,わが国の畜産経営の今後の収益性が大きく左右されることも予想され,より一層のコストの削減を実現するため,効率的で安定した経営の育成がさらに求められるものと思われます。
 一方,このような厳しい状況のなか,肉用牛の売却所得に対する免税措置について,3年間の延長が決定されましたことは,畜産経営者にとって,心強いニュースとなりました。
 本年は「食料・農業・農村基本計画」の見直しが,また,畜産においては「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」や「家畜改良増殖目標」の見直しが予定され,ターニングポイントとなる年であることは間違いありません。
 当協会も,行政を補完する中核的団体として,再編統合して2年近くが経過しました。このような中で,課題の多い,節目に当たる重要な年にのぞむにあたりましても,また,新協会への期待に応えるためにも,協会の機能を一層強化充実することが求められております。従来から実施してまいりました,生産者に対する支援活動や価格安定対策のほか,消費者との相互理解を進めるための畜産物の安全・安心の普及啓発事業や,諸々の情報提供等,生産から消費までの幅広い分野で,与えられた役割に,役職員一丸となって取り組む所存でございます。
 本年も,関係皆様方の益々のご活躍をお祈り申しあげますとともに,なお一層のご支援をよろしくお願い申しあげます。
 終わりになりましたが,2005年が「災い転じて福となす」よう,また,畜産経営も大きく「飛翔」する年となりますことをご祈念申しあげまして,新春のごあいさつといたします。