ホーム > 岡山畜産便り > 岡山畜産便り2006年1月号 > 年頭あいさつ

年頭あいさつ

岡山県農林水産部畜産課長 
金山 聖

 あけましておめでとうございます。
 皆様方には輝かしい新年を迎えられ,心よりお慶び申し上げます。
 昨年を振り返りますと,大きな話題としては,本県では2巡目43年ぶりとなる国体と第5回障害者スポーツ大会が華やかに開催されたことではないでしょうか。9〜11月にかけて全国津々浦々から多数のお客様をお迎えし,天皇杯・皇后杯を獲得するなど無事成功裏に終えることができました。これも関係機関・団体をはじめ本誌をご覧の方々ひとりひとりの熱き想いの賜であると感じております。県を代表して厚く御礼申し上げます。
 畜産関係に目を転じてみますと,なんといっても,第12回全日本ホルスタイン共進会・第4回全日本ジャージー共進会における岡山県勢の大健闘ではないでしょうか。詳細は本号の別稿で報告させていただいておりますが,前回岡山大会での成績にひけをとらない立派な内容であり,酪農関係者の不断の努力に敬意を表する次第です。この熱気が今後酪農振興の起爆剤になることを期待しております。
 また酉(トリ)年であったにもかかわらず,鳥インフルエンザの対応に心を砕いた一年でもありました。本年は戌年(イヌ)年ですから「鳥インフルはいぬえー(いねー)!」と初詣で祈願したところであり,穏やかな年となることを確信しています。
 肉用牛では耕作放棄地での放牧に各地で取り組まれ普及の兆しが芽生えております。こうした取組は飼料自給率の向上と生産コストの低減,さらには県土の保全に大きく貢献することから引き続き強力に推進してまいりたいと考えております。
 さらに家畜排せつ物法の完全施行を受け,畜産環境保全にも力を入れているところですが,新たな家畜排せつ物処理方法として総合畜産センター内にメタン発酵発電施設を整備し実証展示施設として稼働させました。今後,地域環境と調和した資源循環型畜産の確立をめざし県下に広く普及啓発してまいりたいと思います。
 現在の不透明感漂うWTOの交渉状況,「食料・農業・農村基本計画」に基づく担い手に着目した国の経営安定対策への転換など,本県の畜産・農業を取り巻く情勢は決して予断を許すものではありません。県におきましても,職員総定数や歳出予算の見直しを柱とした第3次行財政改革大綱の改訂など畜産行政の展開にあたり非常に厳しい環境ではありますが,「世界で一番おいしい食べ物」である畜産物の安定供給と現在策定中の新たな「酪農・肉用牛生産近代化計画」に即した活力と持続性に富んだ力強い畜産経営の実現を目指して,担い手の確保・育成をはじめ海外悪性伝染病の侵入防止や蔓延防止,耕畜連携による自給飼料増産対策,和牛増頭対策,国際化に対応した低コスト生産はもとより,消費者が求める安全で高品質な畜産物の生産,積極的なPRによる消費の拡大など各種施策に積極的に取り組んでまいりますので,本年も関係各位の御理解と御協力を賜りますよう,よろしくお願いして新年の御挨拶といたします。