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この頃,思うこと

畜産OB 堤 兼利

まえがき

 畜産便りへの寄稿の話があった。畜産を離れて久しく,話題も乏しくなった今日,畜産便りへの寄稿など,とても…と思ったが,もしかして,畜産に関わっていた当時,お世話になった方々に,ご無沙汰のお詫びと,感謝の意を伝えることができるかも知れないとの思いから,あつかましくも,貴重なページを割愛させて貰うことにした。

お世話になった方々へ

 畜産に関わっていた当時は,県内畜産農家・畜産関係者の皆さんはもとより,農水省はじめ,中央畜産関係団体の方々には,何かと,ご指導・ご支援いただき大変感謝している。なかでも,前・中央畜産会の香川専務さん(現・家畜改良事業団理事長)には,農水省在職中から,岡山県の畜産全般について,長期にわたり,格別のご指導・お力添えを頂戴し,懸案事項の解決に,ご尽力いただいたことへの想いを新たにしている。岡山県出身の農水省・関係団体の方々,中国四国農政局畜産課の皆さんにも,親身になって,取り組んでいただいた事案が,感慨深く,よみがえってくる。中国・四国酪農大学校,家畜の焼却施設のことなど等である。総合畜産センター・まきばの館建設にあたっては,自給飼料課を中心とした皆さんに,全国的なモデル事業として,構想の段階から完成に至るまで格別のご尽力をいただいた。

改革と前進

 岡山県畜産協会も,組織再編で,新たなスタートをされている。
 私も,在職中,総合畜産センター・家畜保健衛生所など,組織の再編整備に関わってきたが,課題は,将来展望と内容の充実である。
 産・学・官の連携と消費者とのふれあいを基本にした「まきばの館」が設置・運営されているが,蒜山ジャージーランドも,そうした考えのもとに実施されたものである。
 その後,酪農家やグループの間でもこうした消費者とのつながりを深めながら,酪農・畜産の新しい活路を見出し,発展させようとの動きが年々高まってきていることは喜ばしい限りである。
 安全・安心な畜産物の安定的な供給が,家畜の保健・衛生,環境保全対策そして,消費者との深いかかわりのもとに進展している。一般消費者もこうした動きが加速することを大いに期待している。
 再編された畜産協会が,こうした動きに呼応して,産・学・官・さらに,消費者を含めた連携の旗振り役としての機能を発揮され,安全・安心の県産畜産物の生産振興と消費拡大に,一層貢献されることを切望している。

畜産便り

 最近,「官から民へ」が流行り言葉となっている。畜産便りは,かつて,県で発行されていた。詳しい経緯は,わからないが,県の協力・指導のもとに,幅広い情報を,より弾力的・スピーディに編集・発行できるのではないかとの考えから,委譲されたものと理解している。
 現在も,県や関係団体の支援・協力のもとに,編集・発行されているが,国,県の行財政改革と相まって,農・畜産関係団体の運営合理化が厳しさを増すなかで,畜産便りの発行に携わっておられる人達のご苦労の程が察せられる。
 高度情報化・インターネット時代とはいえ,長期にわたり,全国指折りの畜産地方誌として,継続,発展してきた「岡山畜産便り」が,県・関係機関の支援と連携強化により,名実ともに,全国屈指の総合的な畜産地方誌として,編集・発展して欲しいものと願っている。

終わりに

 なるべく,介護(保険)のお世話にならないよう,シルバーゴルフ交遊を楽しみに,花朝月夕の心境で,心静かに,余生を過ごして行きたいものだと願っていますが,つい,パソコンが動き過ぎてしまったようです。
 黄昏時を迎えたシルバーの独り言として,お聞き流しのうえ,お許しを賜りますようお願いいたします。畜産に関わっていた当時,お世話になった方々に,重ねてのお礼を申し上げますとともに,畜産の発展・畜産関係者のご健勝・ご活躍を切に祈念し,失礼いたします。