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「蒜山酪農農業協同組合」畜産大賞優秀賞を受賞
〜ジャージー振興と6次化の功績〜

岡山県畜産協会

 真庭市の蒜山酪農農業協同組合が,社団法人中央畜産会主催の平成17年度畜産大賞優秀賞を受賞されました。
 畜産大賞は中央畜産会が,「経営」「地域畜産振興」「研究開発」の3部門で取り組んできた活動実績の内容が合理性,普及性,発展性を有し,今日的・将来的に意義のある事例について「畜産大賞」として表彰しています。

 当酪農協は「地域畜産振興」部門で蒜山地域をジャージー牛の日本一の産地に育てたこれまでの功績が認められ,全国各地から推薦された多くの事例の中から選ばれたものです。
 組合の特徴的な活動について述べてみますと

 第1は組合員の生産活動の推進である。
 (1) 販売乳価に奨励金を上乗せし,農家の生産意欲とジャージー牛乳の生産量の向上に貢献
 (2) 乳質改善・衛生環境の改善による高品質牛乳の生産。「牛は草食動物である」のコンセプトに基づき組合員の飼料自給率の向上を推進し,粗飼料多給型の飼育管理により,ジャージー牛乳本来の牛乳の生産の推進
 (3) 育成牧場を活用しての優良子牛の育成,肥育素牛の購入と肥育牛の生産

 第2はオンリーワンの商品開発と販路開拓及び安心・安全のマーケティングの展開である。
 (1) 組合独自プラントの設置による乳製品づくり,ジャージー牛の精肉,肉加工品の開発による6次産業化への取り組み
 (2) レストランで組合生産物を利用した料理の提供,乳製品の販売,消費者の声の把握
 (3) HACCP,トレーサビリティシステムの導入による安全・安心への対応

 第3は産地の維持・発展による地域農業の活性化と産業経済への貢献
 (1) 飼料自給率の向上は地域遊休農地の歯止めになり,ジャージー牛の放牧は観光地の発展に貢献
 (2) 乳肉加工施設の見学,加工体験,ふれあいイベントの開催など食農教育を意識した取り組みの展開
 (3) 雇用の創出による貢献

 以上,組合員の生産活動に対する支援,生産物を活かした6次産業化への取り組みの実践により,日本一のジャージー産地に育て上げたのは組合であり,組合の生産から販売まで「ジャージー牛にこだわった一貫した活動」が認められたものである。