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〔蒜山だより〕

「酪農大学校に新一年生が入学しました」

財団法人中国四国酪農大学校 教務課 芦田 草太

 今春も財団法人中国四国酪農大学校に,酪農への夢と希望に満ちた新入生が入学してきました。厳しかった冬のせいか,例年に比べ寒さの名残を強めに残した蒜山三座の麓にやってきた新入生は男子学生18名,女子学生8名の計26名です。それでは第42期生となる彼らについて簡単に紹介させていただきます。本年度も19名と多くの学生が農業高校の出身者で,卒業後,各地域での活躍が期待される若者たちです。また,畜産とは関係のない学科・学校からの入学者が7名おり,彼らの存在が一般における酪農,畜産業に対する意識の高さをうかがわせ,うれしい限りです。この中には他産業に就職したものの酪農への夢を捨てきれず入学してきた学生もおり,このような強い希望を持った者が卒業し,地域に入ったときどのような影響をおよぼすのか大変楽しみです。
 本校では実践教育に重きを置き,新1年生の彼らも入学後まもなく始まった牧場での実習に明け暮れています。朝5:30から始まる搾乳作業にはもちろん慣れておらず,搾乳当番たちは眠い目をこすりながら各牧場で必死に牛と向き合う毎日です。10:00から始まる授業では慣れない早起きと,高校までとは少々勝手の違う専門的な講義内容とが相まってかなり強烈な睡魔に襲われている様子ですが,それでも新しい知識を少しでも吸収しようと一所懸命ペンを走らせています。午後の実習が終わり学校から解放されると1日の疲れからすぐに寝てしまうかと思いきや,ソフトボールや野球,テニスを暗くなるまで楽しむ様子には若さを見せつけられます。入学後2ヶ月がすぎようとしている現在,牧場の実習も一通り覚え,少しずつデイリーマンへの階段を登っていく姿は大変頼もしく思えます。
 また酪農大学校は全寮制で四六時中いっしょに生活していく中で,時として問題も起こるようですが,今年の新入生は仲も良く今のところ上手につきあっているようです。このような寮生活で育まれた人間関係は通常の友人関係では及ばない強いものが感じられ,少々うらやましい気がします。
 最後になりましたが,酪農大学校では今年6月末に念願の第1牧場牛舎が完成予定となっています。彼ら42期生がこの新牛舎でどの様な成長を遂げ,卒業後,立派な社会人として各地でどの様な活躍をするのか職員一同今から非常に楽しみにしています。


第42期生 中蒜山山頂にて