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〔県民局・支局だより〕

ただいま削蹄修行中!in 新庄

美作県民局真庭支局地域農林水産室畜産班

 新庄村は,岡山県北西部に位置し,「自主自立の村」を目指す,緑あふれる人情味豊かな村です。和牛繁殖と酪農を中心に,畜産がさかんで,元気な農家さんが大変多く,新庄村の農業を支えています。
 今回は,新庄村で削蹄師を目指して研修中の中曽健一さん(22)を紹介します。

 中曽さんは,蒜山で以前おじいさんが酪農を経営しており,小さい頃から,その様子を見て,将来は牛に携わる仕事につきたいと思われていたそうです。中学生の頃に,削蹄師が減っていることを知り,人に役立つ仕事がしたいと思い,削蹄師を目指して,酪農大学校へ入学。そして,昨年3月の卒業後,経験を積むため,新庄村の削蹄師,稲田泰男さんのもとへ弟子入りをしました。稲田さんは,この道20年の大ベテランで,新庄村きっての削蹄師です。
 牛は,4本の細い足で重い体を支えるため蹄の管理が重要です。ちょっとした角度の違いから,体調を崩すこともあります。
 「きちんとした削蹄をすれば,乳量も増え,繁殖成績も上がります。状況や環境に応じて,削蹄をすることで,牛を一番良い状態にもっていくことが目的です。」と,常に牛の能力を最大に引き出す削蹄を行う稲田さんの教えに,日々修行を積んでいます。
 さて,中曽さんに,インタビュー形式でいくつか質問をしました。
Q「稲田さんのところに来てからの一年を振り返って,一番嬉しかったことは?」
A「ずっと念願だった削蹄師さんの弟子になれたことです。自分のやりたいことができて,毎日楽しく充実しています。」
Q「新庄村の感想は?」
A「村の農家さんは皆大変良くしてくれて,新庄村でとても良かったと思っています。」
Q「今後の夢は?」
A「稲田流を受け継いで,早く一流の削蹄師になりたいです。」
Q「最後に一言伝えたいことを。」
A「削蹄も農家あっての削蹄だと思います。最近,特に酪農では消費が減少したりと少し低迷していますが,頑張って欲しいです。」
 削蹄に対する想いと意欲が大変高く,夢に向かってまっしぐらの中曽さん。岡山県の畜産の将来を担う,若き削蹄師の今後の活躍に期待しています。頑張れ中曽さん!


指導を行う稲田さん(左)と中曽さん(右)