ホーム > 岡山畜産便り > 岡山畜産便り2006年8月号 > “めざせ日本一!! おかやま和牛” |
全国和牛能力共進会は5年に1回全国の和牛が集い,その改良成果を競う和牛の最大の祭典で,第9回大会は来年10月に鳥取県で開催されます。
第8回大会では,生産者,関係者の皆様の努力が実り,岡山県は優秀な成績を収めることができ,岡山和牛の評価が高まりました。今回はその真価が問われる大会になります。優秀な岡山和牛を全国にアピールし,その評価を確固たるものにしなければなりません。
このため岡山県では県出品対策協議会を中心に,生産者,関係者皆様のご協力を得ながら出品対策を進めております。
(1) 肉牛の部
前回岐阜大会以上の成績を目指し,受精卵移植を中心にした素牛確保に取り組んでまいりました。昨年10月から分娩を開始し,本年4月まで哺育育成に取り組んでまいりました。哺育育成にご協力頂いた皆様には寒い時期での哺育育成とあって大変なご苦労をして頂きましたが,おかげをもちまして,素晴らしい70頭の素牛が各地域の肥育農家へ導入され,順調に肥育されています。
出品候補牛肥育頭数
哺育巡回風景 |
肥育農家への移動前の肥育素牛 |
(2) 種牛の部
若雄区,系統雌牛群(たま系),繁殖雌牛群(利花,沢幸土井)については対象牛のリストアップと巡回調査を行っています。
総合評価群については分娩がほぼ終了し,現在,出品条件をクリアしている対象牛のリストアップを行っているところです。
また,7月13日には全国和牛登録協会から池田事務局長を講師に招き,審査・栄養度研修会を開催しました。特に栄養度については我々の感覚以上に厳しい判定で,過肥については十分な注意が必要であると痛感しました。
種牛については今年度からいよいよ本格的な取り組みになります。対象牛のリストに基づき順次巡回調査を実施し,候補牛の絞り込みを行っていくとともに,各地域との打合せを十分に行い,巡回指導等の出品に向けた取り組みを進めてまいります。
肉牛の部については引き続き巡回指導を実施してまいります。
岡山和牛の未来を築くため,生産者,関係者と一丸となって出品対策に取り組みたいと考えておりますので,より一層のご支援,ご協力をお願いいたします。
審査・栄養度研修会 於:全農総合家畜市場