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〔特集〕

平成19年度家畜共済事業重点実施方策

岡山県農業共済組合連合会

1 事業推進の方策

 家畜共済事業は,牛・馬・豚が病気やケガで治療を受けたり,死亡・廃用などによって損害を受けたときに,共済金が支払われる国の政策保険です。農家が災害にあったときに,「そんな制度があったのか」と言われないように,制度の普及と加入推進に努めていきます。また責任の一部を国が持つことによって,共済金の支払いには厳正に取り組みます。
 (1) 資源把握を目的に,年2回の家畜飼養頭数調査を継続し,家畜診療所は組合等と共に引受拡大に努めます。
 (2) 子牛及び胎児の加入を積極的に推進し,農家の補償拡大を図ります。
 (3) 事故除外方式を導入して,肉用牛等の加入率の向上を図ります。
 (4) 豚の飼養農家を訪問し,農家ニーズの把握に努め,加入推進に積極的に取組みます。
 (5) 包括共済関係の適正,厳正を徹底するため,包括加入の状況について抽出調査を行い,牛個体識別台帳の情報との照合を行います。
 (6) 農家が家畜の異動記録簿を記帳し,的確な異動通知を実施するよう指導いたします。
 (7) 保険収支改善および安定を図るため,死廃事故については,家畜の月齢別評価の徹底,病傷事故については,病傷給付限度額超過農家の解消ができるよう引受対策を行ないます。

2 家畜診療所の運営

 効率的な家畜診療体制を確保するために,基幹家畜診療所を新設し診療業務・損害防止等の機能拡充を図り,産業動物分野における獣医療の確立をめざします。
 (1) 獣医師は,治癒率向上のため,疾病牛の早期摘発,早期治療を行ないます。
 (2) 家畜臨床研修所は,家畜診療所の実施する損害防止事業を支援し,生産獣医療にあたる獣医師の専門化を進めます。
 (3) 家畜診療カルテの電子化により,診療データを活用して畜産経営を支援します。
 (4) 伝染性疾患の蔓延防止のため農家指導を行い。特にヨーネ病,牛白血病について衛生管理を徹底していきます。
 (5) 家畜の予防衛生・増殖に資するため,県・畜産協会等の行う諸施策に対して協力します。

3 損害防止事業の実施方策

  死廃事故の低減を図るため,家畜臨床研修所,家畜診療所が中心となって関係機関との連携により,損害防止事業を充実させていきます。
 (1) 畜産経営の安定のために,繁殖検診,血液代謝プロファイルテストを活用し,飼養管理及び衛生管理指導を充実させ,生産獣医療システムを構築します。
 (2) 夏期の暑熱による損耗について農家を啓発し,防暑対策の強化を図ります。
 (3) 乳牛の産前産後の事故防止のため,乾乳期において予防措置及び指導を実施します。
 (4) 子牛及び牛の胎児の事故を減少させるため,分娩及び子牛の飼育管理について,農家を指導します。
 (5) 肥育牛の事故防止のため,素牛の導入時において予防措置及び指導を実施します。
 (6) 肉用牛等の大規模飼養農家を対象に子牛の事故発生を防止する目的で,混合ワクチンの接種に対し補助金を交付します。
 (7) 肢蹄疾患を減少させるため,岡山県装削蹄師会と共に,組合等と連携して組織的に年2回の削蹄励行を図り,肢蹄疾患による廃用事故を防止します。