ホーム > 岡山畜産便り > 岡山畜産便り2007年5・6月号 > 〔特集〕平成19年度重点事業について |
酪農業を巡る情勢は,出口の見えない牛乳消費の低迷等により2年連続の減産型の計画生産に取り組まざるを得ない状況であります。
この様な環境下でおからく発足6年目を迎え,組合員の負託に応えると供に組織の強化のため,事業の効率化を更に進めて参る所存です。
1 生乳生産量115,000トン,購買取扱数量113,000トン,流通取扱頭数11,400頭を目標として取り組みます。
2 生乳計画生産の目標を達成を図ります。
3 生乳の安全・安心(ポジティブリスト制)確保に取り組みます。
4 財務の拡充を図ります。
ポジティブリスト制度のもと,生乳の安全・安心の確保を図るため生産管理の徹底とチェックシート記入励行を推進します。
乳質改善規定の変更に伴い,乳質とくに体細胞数改善指導に努めます。
関係機関の指導を得てカウコンフォートモデル事業を推進します。
搾乳後継牛を確保するため自家育成奨励助成を続けるとともに,県産乳用後継牛確保対策事業の取り組を奨励します。
女性を対象に海外酪農視察研修を実施します。
おかやま酪農ヘルパー利用組合が実施主体となっていた酪農ヘルパー事業を,本年度より本組合の事業として利用組合と相互理解の上でヘルパー事業を推進します。
登録を奨め,特に個体識別制度を利用した「自動登録」の実施を推進します。
牛群検定情報の活用を関係機関の指導をいただきながら推進します。
診療は繁殖検診を主体とし,授精は備南・びほく事業所管内で実施します。
和牛体外受精卵の移植を推進し,農家の副産物所得向上に貢献します。
乳牛・肥育牛等の斡旋・販売を円滑に推進します。
県の助成のもと乳用後継牛確保対策に取り組み,県内産優秀メス子牛の斡旋に努めます。
新規就農者等の経営に配慮した酪農安定対策を実施いたします。
中国生乳販連と連携し,共販体制による機能強化に努めます。
消費者へ「安全・安心・おいしい」岡山県産牛乳をPRし,牛乳・乳製品の消費拡大を図ります。
取り扱い品目の適正な選択と管理,安定した品質の飼料の供給に努めます。
仕入れ先の幅広い選択により,飼料価格の低減に努め,全利用を推進します。
融資業務は,農林漁業金融公庫・農林中央金庫の原則借入金により継続し,経営指導貸出としての機能充実を図ります。
組合員の財務の健全化と経営安定,酪農所得の向上に努めます。