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〔学校紹介〕

「未来の畜産家を育てる」

岡山県立高松農業高等学校

1.沿革と概要

 本校は,明治30年に開所した岡山県農事講習所を前身として,今年で109年をむかえる農業の専門高校です。実践的農業教育を推進し,将来の農業後継者や地域社会に幅広く貢献できる人材の育成を目指しています。現在農業科学科・園芸科学科・畜産科学科・農業土木科・食品科学科の5科で約600名の生徒が学んでいます。
 昨年3月で日本原高等学校が50有余年の歴史に幕を下ろし,県内で「畜産」に関する学科を有するのは本校のみとなりました。また乳牛を飼育し「酪農」教育を行っているのも本校のみとなり,「畜産」の専門教育を行う唯一の高校としての意識を持って教育活動に取り組んでいます。

2.畜産教育

 本校畜産科学科では,「命の教育」「環境に優しい畜産」「高品質の畜産物生産」を3つの柱(アクションプラン)として取り組んでいます。2年次より酪農・養豚・養鶏・実験動物の4つの専攻に分かれた専攻別学習を行っています。

(1)大家畜専攻

 ホルスタイン種23頭に黒毛和種3頭を飼育し,酪農及び和牛の一貫経営についても学習しています。特に乳牛の共進会への参加は生徒も強い意欲を持っており,毎日の飼育管理から毛刈りや調教まで熱心に取り組んでいます。その甲斐あって,4月に開催された,中国地区B&Wショウで本校の牛がリザーブチャンピオンを授賞することができました。生徒・指導教員一同非常に喜ぶと共に,ますます意欲を増して飼育学習に取り組んでいます。

(2)中家畜専攻

 繁殖豚(雌6頭・雄1頭)をベースに繁殖から肥育までの一貫経営学習を行っています。生産した肥育豚は肉用として出荷すると共に,ハムやベーコンなどの加工実習も行っています。また,ミニブタによるアニマルセラピー学習への取り組みを始め,現在,校内外でショーを披露しています。

(3)小家畜専攻

 赤玉系採卵鶏1,200羽を飼育し,鶏卵の生産からプリンへの加工までの学習を行っています。生産した卵は全て洗卵選別機で洗浄・殺菌及び重量別の仕分けを行い,校内外に販売をしています。卵には生徒達手作りの新聞「週間鶏」が入っており,好評をいただいています。

(4)実験動物専攻

 実験動物や愛玩動物などの飼育を中心に色々な動物実験を行っています。「ふれあい動物園」を開催し,地域の方や子ども達に動物たちとの触れ合いの場を提供したり,動物愛護センターや自然保護センターなどでの校外実習も取り組んでいます。