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〔県民局・支局だより〕

“協働” de “共進会”

美作県民局勝英支局 畜産班

1 8月26日(土),第7回勝英地域畜産共進会が勝田郡奈義町の滝本グラウンドで開催されました。
  当日は厳しい残暑の中,勝英管内各地から選抜された和牛16頭,乳牛22頭の計38頭が,多くの来場者に見守られながら美しいスタイルを競いました。

写真1 自慢の牛たちがスタイルを競う

2 同時に,畜産への理解を深めてもらおうと,共進会場の周辺では畜産物フェアも開催されました。
  会場内には地産地消ふれあいテント村や畜産PRコーナーなどのほか,搾乳体験,乗馬体験,子豚・子牛とのふれあい体験などの参加型イベントも行われ,朝9時の開始直後から多くの来場者でたいへんにぎわいました。

写真2 畜産PRコーナー
牛乳パック工作に子供たちも興味津々

3 今回の共進会で特筆すべきは,会場内を飾ったひまわりのプランターです。この取り組みは,畜産を地域と融合した産業とするため,本年度勝英支局が提案した“奈義山麓ライブストックヒュージョン計画”の一環として実施したものです。栽培は,奈義町および勝央町の老人クラブの協力をいただきながら実施しました。  

写真3 多くの来場者でにぎわう地産地消テント村

 7月上旬の播種に始まり,共進会までの約2ヶ月間,クラブの方々には本当に丁寧な栽培管理をしていただきました。きめ細やかな管理により立派に育ったひまわり120鉢は,初秋の共進会会場を鮮やかに彩り,来場者の目を楽しませてくれました。このひまわりは,共進会終了後畜産農家に配布され,現在も畜舎の周囲を美しく飾っています。


写真4 
老人クラブによるひまわりの播種作業
写真5 会場内を飾ったひまわりに牛たちもごきげん

4 盛況のうちに終了した今回の共進会でしたが,まさに“協働”が実感されたものとなりました。今後ともこのような地域がひとつになって取り組むことのできる活動を展開し,畜産振興,ひいては地域の活性化に寄与していきたいと考えています。