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(ひろば)

岡山県酪農婦人協議会
第24回研究発表大会結果について

(岡山県酪農農業協同組合連合会)

 毎年恒例となっております発表大会が,去る2月22日農業会館(岡山市)において岡山県酪農婦人協議会の主催により開催されました。
 約170名の聴衆のなかで,3名の方が発表されました。演題及び発表者は下記の通りです。

 慎重な審査の結果,ホクラク農協の権田貞江さんが最優秀に選ばれ来る4月24〜25日徳島市で開催される西日本大会への出場が決定しました。
 最優秀の権田貞江さんは,大阪でOL生活をされていましたが,昭和62年に酪農家に嫁がれ3人の子供にも恵まれ,主人両親と共に地域に根ざした堅実な酪農経営をされています。
 経営の特徴としては,成牛頭数は30頭ですが,できるだけ自給飼料をつくり購入飼料代の削減に努め,また余った労力と機械は稲作請負でがんばっておられます。
 またコンピューターを利用して毎日の現金の入出金を処理して複式簿記までこなし,青色申告の時にも余裕をもって実施されています。
 また「公害問題を制しない者は,酪農を語れない。」を信念に糞尿処理に重点を置き取り組んでおられます。特に尿の処理では,尿曝気施設を平成4年,補助事業により設置しました。この施設は,ホーロータンク連続5基にブロワーで空気を送り込む方式で,圃場に散布してもほとんど尿の臭いはしません。また糞の処理は,ハウス乾燥により完熟堆肥をつくり販売または稲ワラ交換で地域の人に喜ばれています。また牛舎内の臭いにも気を使い,飼料に発酵菌を与えています。
 田中京子さん(瀬戸内酪農協)と佐藤節子さん(旭東酪農協)は,酪農家に嫁いでの辛かったこと,楽しかったことを淡々と話され会場の皆さんに感銘をあたえました。
 今後この発表大会も転換期にきていると思います。経営発表として出られる人が少なくなっています。しかし沢山の人のなかでいままでの酪農体験を発表するだけでも意義があるとおもいます。また聞かれた人もまたガンバロウという意欲が湧くと思います。
 今後とも体験発表でもいいのですので宜しくお願い致します。

(参考)
  最優勝の権田さんの将来目標

  1. 良質な粗飼料の確保を行う。
  2. 個体管理の行き届いた牛群にする。
  3. 地域の環境にそった酪農経営に取り組む。
  4. 複式簿記による無駄のない経営体の確保を図る。
  5. 農休日を設ける。

第28回西日本酪農経営発表大会開催日程

 日時  平成8年4月24日〜25日
     開会 24日13時30分
     閉会 25日  9時30分
     場所  徳島市寺島本町西1−16
         グランドパレス徳島

 岡山県代表出場者
  経営発表の部
    権田貞江(ホクラク農協)
  体験発表の部
    田中京子(瀬戸内酪農協)
    玄馬智子(県酪農青年協議会)