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「ひろば」

新入生31名の入学

財団法人中国四国酪農大学校

 昨年度は,財団法人中国四国酪農大学校創立30周年及び本館竣工記念式典が,皆様方の格別の御支援により盛大に挙行できましたことを本紙面をおかりして,先ずお礼申し上げます。
 さて,平成8年度,第32期生として入学したのは,昨年より9名多い31名で,農畜産物輸入自由化等,新たな国際環境に対応できるよう,現在希望に燃えて,校内で実践教育を受けております。
 全国的に農業大学校では,女子学生が増加しており,また非農家出身者や普通科高校からの入学者も増えており,本校でもこの傾向が認められます。特に女子学生の割合は,2割が全国平均ですが,本校では数年前から女子学生は3割となっており,卒業後酪農ヘルパーや牧場へ就職し,活躍しております。
 これらの背景としては,本校卒業生が増加し広い範囲で活躍していること,社会的な自然志向,近代的農業の魅力等,農業が見直されてきたことが考えられます。
 本年度の入学者は,別掲のとおりですが,四年制大学,専門学校卒業後入学した者が3名,兄が在学中で弟が入学,しかも父親が本校の四期生というのが地元川上村出身の筒井君。長兄が29期生で,二男が在学,三男の入学が牛窓町の小笠原君。姉弟入学が兵庫県の籾谷君。この様な親子,または兄弟(姉弟)が本校経験者というのは,酪農大学校の特徴でもあります。
 男女比は,男子22名,女子9名。家庭別では,農家20名,非常農家11名。出身高校課程別では農業高校16名,その他15名の比率となっています。
 また,構成県28名(内女子7名)。構成県外3名(内女子2名)、岡山県八名(内女子1名)となっています。
 本年度から,姉妹校であるオーストラリアのオンカパリンガ・タッフェ学院とそれぞれ3名の交換留学が始まります。第一牧場及び第二牧場の整備も計画しております。
 また,平成9年度の学生募集につきましても,例年のとおり予定しておりますので,皆様のより一層の御協力をお願い致します。