岡山畜産便り96年8月号 ブロイラーの給餌管理

ホーム岡山畜産便り > 岡山畜産便り1996年8月号 > ブロイラーの給餌管理

「ひろば」

「ブロイラーの給餌管理」

株式会社福田種鶏場 實 村   貢

 最近のブロイラーコマーシャル雛は,毎年,育種改良が進み,発育増体が大変良くなっています。
 日舞に増体が進み,出荷日令が早くなっているブロイラー雛の能力を,最大限に発揮させ斉一に育成するには,毎日の給餌管理と初期の温度管理を上手にする事が大切です。

給餌管理の注意点

1)ブロイラーは,餌付けから最初の3週間のスタートダッシュが最も大切です。良質の前期用飼料と,新鮮な水を,充分に摂取させるために,餌付け時,補助の給餌器と給水器を使い雛が,一斉に均一に摂取出来る様にする。
2)餌付後5日間位までクランブル飼料を与えるのも一つの方法です。
3)最初の2日間位は,雛の採食を良くするために出来れば紙を敷き,給餌回数を1日3回以上にし,全部の雛が均一に採食できる様にしてください。
4)練り餌の時に1回の量が多過ぎると,踏みつけて,摂取量が少なくなります,その時は,面倒でも給与回数を増やしてください。
5)ガード開放時に,補助給餌器,給水器も広さに応じて等間隔に置き換え,雛が通常の給餌,給水器に慣れるようにしてください。
6)補助以外の通常の給餌,給水器は出来るだけ早く使い,器具に慣らす必要があります。この時,受け皿の深い器具の場合に最初はカバーを外し,補助器具との併用を長目にしてください。
7)給餌,給水器の高さは重要で,こまめに調整し高過ぎたり低く過ぎることのないようにします。
8)給水器の皿の中の餌は,最初は多目にし,雛が大きくなるに従って量を少なくし,餌がこぼれて無駄にならないようにします。

☆育雛初期の食い込みが悪く,増体不足や,不揃いになる原因は,温度管理の他,次のようなことがあります。

イ.給餌スペースの不足や給餌量の不足で餌が長時間切れる事があるとき。
ロ.給水器の不足による給水スペースが少なく,飲水量が足りないとき。
ハ.餌付け時に,補助給水器を使用せずベル型ドリンカー等の自動給水器のみで,給水器が高過ぎ,雛が水を飲み難いとき。
ニ.給餌器(餌箱)の中にチップ等の敷料が入り込んでいるとき。
ホ.前期用飼料を食べ切らない内に,後期用飼料を与えたとき。
ヘ.餌付け時,飼料を早く与えないために,オガ等の敷料を啄食したとき。
ト.給餌器が高すぎたり深すぎて,雛が餌をたべにくいとき。
チ.給餌器の中で雛が寝て給餌スペースが少なくなり採食量が減ったとき。
リ.給餌器,給水器の手入れが悪く故障が多いとき。

以上今一度,初心に返って管理をしましょう。