岡山畜産便り96年11・12月号 第52回岡山県畜産共進会・第8回岡山県畜産物フェア盛大に開催

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第52回岡山県畜産共進会並びに
第8回岡山県畜産物フェア盛大に開催

岡山県酪連

 恒例の畜産の最大の祭典である第52回岡山県畜産共進会(主催岡山県酪連・岡山県経済連)が10月12日(土)から13日(日)の2日間、真庭郡久世町の県経済連総合家畜市場で開催されました。
 開会は、山崎共進会長(県酪連会長)の挨拶にはじまり、和田県農林部長による後援会長挨拶、優勝旗返還、来賓祝辞そして磯山審査長(県畜産課長)による審査方針と審査員の紹介の後、審査に移りました。終盤、小雨に見まわれましたが、多数の参観の中で、本県代表牛が各区において、1年間の改良の成果を競い合い、有意義な2日間を過ごすことが出来たものと思われます。
 審査は磯山審査長以下、第1部肉用種々牛が4名(樋口、三宅、池田、溝口)、第2部乳用種々牛1名(佐藤)で行われました。
 第1部は72頭の出品牛が雄の部、雌の部(3区分)、繁殖雌牛母系牛群の部に分かれ出品されました。今回は平成9年度、岩手県で開催される第7回全国和牛能力共進会への成績にもつながるもので、出品者の熱気が感じられました。
 第2部は80頭の出品牛があり、ホルスタイン種(70頭)が7区とジャージー種(10頭)2区に各々出品されました。乳用種においても、平成12年度に第11回全日本ホルスタイン共進会が本県で開催されるため、牛綱をもつ出品者の緊張と意気込みが感じられました。各部、各区とも審査員から、今後の改良と飼養管理を含めた適切な短評がありました。
 そして第1部は津山市、井原亨氏出品の「まつはな9の4号」、第二部では、岡山市、千葉靖代氏出品の「ノースゴールデン エルビナ号」がグランドチャンピオンに輝き、栄えある農林水産大臣賞を受賞されました。
 なお、同会場で開催されました第8回畜産物フェアも地元久世町協賛会のご協力を得て、午前10時テープカットの後、華々しく開場し、第2土曜日ということもあり子供と一緒の家族連れが多数来場頂き、飲食、買物そして昼のイベント参加等々、楽しい1日を過ごして頂いたものと思われます。本県畜産物のPRと消費拡大に効果があったものと思います。
 最後に本共進会並びに畜産物フェア開催に当り、出品者はもとより地元久世町をはじめ県並びに各関係機関のご協力を頂きましたことに対し厚く御礼申し上げます。