岡山畜産便り97年3月号 『平成9年度衛指協事業について』

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『平成9年度衛指協事業について』

岡山県家畜畜産物衛生指導協会

 最近の畜産をうりまく情勢は,大変厳しいものがあるなかで,畜産農家の経営安定を図るためには,まず衛生対策の強化が基本と考えられます。このような中で衛指協事業は自衛防疫事業,生乳検査事業,豚コレラ撲滅体制確立事業,指定助成事業等がありますが,今回は指定助成事業について紹介します。

1.オーエスキー病清浄化推進事業
 オーエスキー病の清浄化を図るため,発生農場における飼養豚の淘汰・更新,ワクチン接種等地域の発生状況に応じた対策を講じるとともに,清浄種豚の流通を促進し,もって養豚経営の安定に努めます。
 本病については,岡山県は清浄地域であり,本病の侵入防止に重点をおき養豚関係者と一体となった組織体制の強化及び防疫体制を推進する。
 ア.県防疫協議会及び地域オーエスキー病防疫協議会の開催
 イ.養豚農家に対するォーエスキー病清浄化対策の指導

2.動物用生物科学製剤効果確保推進事業
 慢性疾病防疫の実施により薬剤依存度の高い我が国の畜産経営において,一層のコスト削減を図り,安定した経営を実現するためには,効率的,効果的な薬剤の使用体制の確立を図ることが必要となっています。このため,生産者の実態を調査し,動物用医薬品の使用に係る実態調査及び改善指導を実施します。
 ア.県推進会議の開催
   調査は5支部の管理獣医師により90戸の養豚農家を調査
 イ.抗体調査
   豚丹毒の抗体検査 600検体(県病性鑑定所で実施)

3.衛生管理対策推進事業
 国際化の一層の進展が見込まれる中で豚肉の国内生産量を確保し,需用の安定等を図るため,地域的な養豚農家の集団を中心とした衛生対策を実施し,もって養豚生産基盤の強化に努めます。
 ア.事業推進会議及び衛生管理推進会議の開催
   井笠,高梁,津山家保管内の3地域
 イ.衛生管理向上のための調査,分析,衛生管理プランの作成及び指導
   美星,湯野,奈義町

4.異常産発生防止緊急対策事業
 異常産の原因には,アカバネ,チュザン,アイノウイルス感染によるものが多く見られ,近年西日本を中心にアイノウイルスによる異常産の発生報告があります。ついてはアイノウイルス感染症ワクチンの接種を組織的に実施してアイノウイルスによる異常産を防止し,もって肉用牛経営の安定振興に資するものとします。
 異常のように,養豚を中心とした指定助成事業が中心となり養豚農家に各事業ごとに豚丹毒の抗体検査,予防衛生,飼養管理指導,環境衛生指導等により今後の養豚経営の安定を推進強化するよう事業に取り組んでいますのでご協力をお願い致します。