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〔お知らせ〕

病原性大腸菌O−157対策について
−衛生管理を徹底しましょう。−

岡山県農林部畜産課

 病原性大腸菌O−157による食中毒は,今なお散発発生が見られており,その危険性は去っておりません。
 このため,県は広く一般の方に対し,食中毒の予防衛生対策に努めるよう呼びかけるとともに,各関係機関は積極的に予防対策の遂行に努めております。
 畜産農家における対策として,家畜の出荷時の衛生対策など,今までにも増して細心の注意を払っていただきたく,次頁のようなチラシを配布し,啓発に努めております。
 畜産関係機関の皆様におかれましても,生産者をはじめ,流通,販売の各段階における衛生対策を徹底されるよう御協力よろしくお願いします。

畜産農家の皆様へ

★衛生管理を徹底しましょう★

 昨年は,病原性大腸菌O−157による食中毒が相次ぎ,全国で1万名近くが感染し,大問題となりました。(死者12名)
 暖かくなると,食中毒の発生する危険性が大幅に高まりますので,畜産農家の皆様においても次の点に十分注意を払い「消費者に安心を届ける」ためにも,衛生管理を徹底しましょう。

1 畜産物のO−157による汚染の可能性

 (1) O−157を含む大腸菌は,動物の腸内常在菌の1つであり,家畜からこれら大腸菌すべてを排除することは不可能です。
 (2) O−157は,腸内容物以外の筋肉等には存在しないことから,家畜から外部に汚染する経路は,人間及び動物の糞便からによるものです。
 (3) 仮に,動物が保有していたとしても,産地,流通及び消費の各段階で確実な衛生管理が行われれば,食肉等がO−157に汚染されることはありません。

2 対   策

  生産,流通,販売及び消費の各段階で責任を持った衛生管理を行うためにも,農家の皆様の役割として,次の対策を一層徹底しましょう。

  (1) 日常の清掃,消毒などの衛生管理を徹底しましょう。
  (2) 畜舎に消毒漕を設置しましょう。
  (3) 出荷前家畜の絶食及び畜体清掃を徹底しましょう。
    (特に汚染しやすい腹側や肛門周辺は入念に洗浄のこと)
  (4) 下痢をしている家畜は,回復してから出荷しましょう。
  (5) 家畜に触った後の手指の洗浄・消毒を徹底しましょう。
  (6) ふん尿は適切に処理,完全発酵(殺菌)の堆肥をつくりましょう。
  (7) 導入する家畜は,十分な注意を払い健康なものを導入しましょう。

3 消毒液の使用方法

  次亜塩素酸ナトリウムは,水道水にも使用されており,O−157を含む大腸菌群等の細菌の殺菌に有効であり,残留性もほとんどないとされております。
  消毒液の使用に際しては,説明書をよく読み,使用量や使用方法には十分な注意をお願いします。