岡山県経済連農業協同組合連合会

　恒例の畜産の県下最大の祭典である第53回岡山県畜産共進会（主催岡山県経済連・岡山県酪連）が10月19日(日)から20日(月)の２日間，真庭郡久世町の県経済連総合家畜市場で開催されました。
　開会は，岡共進会長（県経済連会長）の挨拶にはじまり，山田県農林部長挨拶，県優勝旗返還，来賓祝辞，そして磯山審査長（県畜産課長）による審査方針説明と審査員の紹介後，審査に移りました。
　審査は磯山審査長以下，第１部肉用種種牛が３名（山本，三宅，米倉），第２部乳用種種牛１名（栗田）で行われました。

　第１部（肉用種種牛）は雌の部（４区分），繁殖牛群の部（２区分）に分かれ，計73頭が出品され，第２部（乳用種種牛）はホルスタイン種が７区70頭，ジャージー種が２区　10頭　計80頭が出品されました。
　肉用種においては先般岩手県で開催された第７回全国和牛能力共進会での好成績による盛り上がりをそのまま引き継ぎ，乳用種においても，平成12年度に第11回全日本ホルスタイン共進会が本県で開催されるため出品者，関係者の熱い意気込みが感じられた共進会でありました。
　そうした中，第１部は真庭郡湯原町大西秀一氏出品の繁殖牛群の「しんまき７号」「しんまきひで２号」「しんまきひで３号」が，第２部では上房郡賀陽町宮木英樹氏出品の「バーウードドゥバリアント号」がグランドチャンピオンに輝き，栄えある農林水産大臣賞を受賞されました。

　なお，同会場では付帯イベントとして第９回岡山県畜産物フェアが地元協賛会や関係各団体のご協力を得て盛大に開催されました。
　午前９時50分のテープカットと約1,000個の色とりどりの風船が大空に舞い上がった後，華々しく開場し，日曜日ということもあり，家族連れ，ご年配若者等多数来場頂き，飲食や買物，２回の紅白もち投げ，ゲームの参加等々楽しい一日を過ごして頂き，本県畜産物のＰＲと消費拡大に効果があったものと思います。
　２日間とも絶好の晴天にも恵まれ，本共進会，畜産物フェアともに多数の方々の来場頂き，盛会裡に終了することができました。
　最後に本共進会並びに畜産物フェア開催に当り，出品者はもとより地元久世町をはじめ県並びに各関係機関のご協力を頂きましたことに厚く御礼申し上げます。