ホーム岡山畜産便り > 岡山畜産便り1998年1月号 > 新年のごあいさつ

新年のごあいさつ

岡山県農林部長
山 田 成 一

 謹んで,新年のごあいさつを申し上げます。皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 また,皆様には平素より本県の畜産振興につきまして,ご支援を賜り,心よりお礼申しあげます。
 我が国の畜産業は食生活の多様化等による需要の増大を背景として順調な発展を遂げ,農業の基幹部門として成長してまいりました。
 しかしながら,最近の畜産を取り巻く情勢は,畜産物の輸入量増加と価格の低迷,国内における産地間競争の激化,担い手不足による高齢化の進展および戸数・頭数の減少など,多くの問題を抱えております。
 一方で,狂牛病問題,病原性大腸菌O−157による食中毒,昨年の台湾における口蹄疫の発生など,消費者の安全性に対する関心はますます高まっており,新鮮で安全な畜産物の供給への要請も一層強くなっております。
 このようななか,本県畜産の安定的発展を図るためには,生産性の向上と低コスト生産による内外価格差の縮小を基本に,本県の特色を生かしながら活力とゆとりある力強い畜産農家を育成し,高品質な畜産物を安定的に供給することが求められております。
 県といたしましては,「岡山県酪農・肉用牛生産近代化計画」に基づき,飼料基盤の整備や家畜改良の促進をはじめ,後継者の養成や価格安定対策の強化を図るとともに,総合畜産センターや家畜保健衛生所を中心に新技術の開発・普及に努めるほか,畜産物の集出荷及び処理加工施設の整備による流通の合理化や,本県ならではの畜産物の銘柄化等,一連の施策を積極的に推進し,国際化に対応した畜産構造の実現を目指すこととしております。
 また,平成12年には,酪農の祭典「全日本ホルスタイン共進会」が本県で開催される予定であり,開催にむけての準備も着々と進んでおりますが,本年も皆様方の一層のご支援とご理解を賜りますようお願い申しあげます。
 畜産を取り巻く環境は引き続き厳しく,変化していくことが想定されておりますが,関係者の皆様には足腰の強い畜産経営の樹立をめざし,本県畜産の継続的発展のため,ご尽力いただきますよう切望いたす次第であります。
 最後になりましたが,今年も本県畜産にとって明るい飛躍の年となりますよう,また,皆様方のますますのご健勝をお祈りいたしまして,新年のごあいさつといたします。