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イバラキ病の発生

岡山県農林部畜産課

 家畜法定伝染病の一つであるイバラキ病が平成9年8月〜11月,鹿児島県を皮切りに九州全県および香川県,兵庫県に発生しました。
 総患畜発生戸数・頭数は各々232戸,242頭で,死亡頭数は59頭に及びました。(平成9年11月30日現在)
 「牛の流行性感冒」として家畜法定伝染病の一つに取り扱われているイバラキ病は,イバラキウイルスによって引き起こされ,舌,咽喉頭部および食道等の筋肉が変性壊死し,飲んだ水が口や鼻腔から逆流するなどの症状が特徴です。
 このウイルスはアカバネ病と同様に蚊やヌカカ等の吸血昆虫によって媒介されるため,これら昆虫の活動する初夏から晩秋にかけて流行します。
 今回の発生の特徴はその理由はわかりませんが乳用牛に比べると和牛種での発生が高く,患畜・疑似患畜のうち約9割が黒毛あるいは褐毛和種での発生でした。
 本年度については,ほぼ終息したもようですが,過去の発生例をみると,来年度においての発生が懸念されますので,来年の流行期の前には,是非,予防注射を受けて下さい。