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平成 9 年度岡山県畜産関係業績発表会開催される

           岡山県農林部畜産課

 家畜保健衛生所,総合畜産センター等の県畜産関係機関の実施している調査,研究を発表し,畜産技術の向上と業務の改善を目的として毎年開催している「岡山県畜産関係業績発表会」が1月23日勝田郡勝央町のファーマーズ・マーケット(ノースビィレッジ)ホールで開催されました。
 今回は従来になく多数の演題が発表されるとともに,参加者も多く,各発表への質疑討論が活発に行われるなど,会場は終始熱気に満ちていました。発表演題は下記の27題で,発表終了後の審査の結果「デジタル情報を活用した病性鑑定業務効率化の試み」(津山家保),「牛のサルモネラ症の発生」(岡山家保),「ネオスポラ症における牛流産胎子の胎齢別病変と感染時期の推定」(病鑑)の3題が2月13日香川県で開催される中国四国ブロック家畜保健衛生業績発表会の県代表として選ばれました。

〈第1部〉
 1.管内の酪農経営におけるまき牛利用の現状  守屋吉英(岡山家保)
 2.管内における受精卵移植の現状と今後の課題  野中耕平(井笠家保)
 3.受精卵移植事務処理システムの開発  平田祐介(高梁家保)
 4.肉用牛安定生産体制に向けた地域活性化対策  塩田鉄朗(岡山家保)
 5.デジタル情報を活用した病性鑑定業務効率化の試み  澤田勝志(津山家保)
 6.ヨーネ病の発生と防疫対策  秦 守男(井笠家保)
 7.乳用育成牛の放牧衛生指導とその効果  池田克美(真庭家保)
 8.家畜人工授精師の業務における最新情報機器活用の試み  斉藤浩史(津山家保)

〈第2部〉
 9.牛のサルモネラ症の発生  出石俊治(岡山家保)
 10.子牛の大腸菌性化膿性髄膜脳炎の発生例  別所理恵(井笠家保)
 11.子牛下痢由来大腸菌の病原因子と疫学的検討  橋本尚美(病  鑑)
 12.搾乳牛に発生したサルモネラ症  松長清美(高梁家保)
 13.管内に多発した牛異常産  清水淳也(真庭家保)
 14.ネオスポラ症における牛流産胎子の胎齢別病変と感染時期の推定  奥田宏健(病  鑑)
 15.哺育農家に発生した肺炎の1症例について  中北 剛(津山家保)
 16.ジャージー種雌牛の肉質特性と現状の食肉理由  栗木隆吉(総  畜)
 17.持続性黄体ホルモン製剤(CIDR)を用いた過剰排卵処理方法の検討  有安則夫(総  畜)
 18.粗飼料の産肉性  塚本章夫(総  畜)
 19.ウシ一卵性双子生産率向上のための分割胚の移植試験  小田頼政(総  畜)
 20.岡山県における育種価の正確度  馬場 誠(総  畜)
 21.DNAマーカーを利用した牛の育種手法に関する研究について  藤原 努(総  畜)
 22.牛下痢便からの牛コロナウイルスの検出と分離株の抗原性状  福冨豊子(病  鑑)
 23.肉用鶏に発生した緑色肝  森分哲彦(高梁家保)
 24.鶏用ニューカッスル(ND)ワクチンのアイガモへの応用  高橋洋子(高梁家保)
 25.採卵鶏農場の週休制導入が生産性と卵質に及ぼす影響  田辺武彦(総  畜)
 26.食品副産物を利用した豚肥育用飼料の開発(第2報)  関 哲生(総  畜)
 27.堆肥化過程における悪臭低減微生物の検索  白石 誠(総  畜)

 (注)家保:家畜保健衛生所
    病鑑:家畜病性鑑定所
    総畜:総合畜産センター