ホーム>岡山畜産便り > 岡山畜産便り1999年1月号 > 平成10年度岡山県自給飼料調整技術共励会褒賞授与式並びに自給飼料生産利用技術研修会を開催 |
平成10年度岡山県自給飼料調整技術共励会褒賞授与式並びに自給飼料生産利用技術研修会が12月3日に児島郡灘崎町のおかやまファーマーズマーケット・サウスヴィレッジにおいて多数の出席者を迎え,盛会に開催されました。
サイレージの部の最優秀賞は小橋孝次氏で農林水産大臣賞並びに岡山県知事賞が贈られました。乾草の部の最優秀賞は江田一成氏で中国四国農政局長賞並びに岡山県知事賞が贈られました。なお,優秀賞並びに優良賞については別表のとおりであります。
自給飼料調整技術共励会開催の経過並びに審査結果は次のとおりであります。
イタリアンライグラスのサイレージおよび乾草については,8月18日にサンプルを岡山県総合畜産センターへ搬入,翌8月19日に技術審査を行いました。また,スーダングラス・スーダン型ソルガムのサイレージについては10月13日にサンプルを岡山県総合畜産センターに搬入,翌10月14日に技術審査を行ないました。
有機酸の分析及びVBNの測定は岡山県総合畜産センターにおいて,栄養6成分とDCP(可消化粗蛋白質),TDN(可消化養分総量)の分析は岡山県家畜病性鑑定所において行ないました。
出品点数はサイレージの部のイタリアンライグラスが22点,スーダングラス・スーダン型ソルガムが14点,乾草の部が19点,合計55点でありました。
採点はサイレージについては栄養価(DCP・TDN),発酵品質(有機酸組成)に各100点,VBN/T-N(全窒素中における揮発性塩基態窒素の割合)に50点,技術審査(水分,刈取時期,品質)に75点を配点し,合計325点満点としました。乾草については栄養価(DCP,TDN)及び技術審査(刈取時期,茎の細太,硬軟,異物混入率,緑葉割合,緑度,感想度,臭気)に各100点を配点し,合計200点満点としました。
審査の結果サイレージの平均点はイタリアンライグラスが255.7点,スーダングラス・スーダン型ソルガムが202.5点で今後,スーダングラス・スーダン型ソルガムについての調製技術の改善が必要であります。乾草の平均点は148.3点で概ね良好でありました。
自給飼料生産利用技術研修会は中国農業試験場畜産物の佐藤節郎室長が「自給飼料の生産利用技術」について講演され,あわせて,自給飼料の生産利用事例について長船町の牧野貴光氏が,飼料作物単収向上実証展示圃の成績について笠岡市の竹信博巳氏と社団法人岡山県畜産会の川上昭美氏が報告されました。
サイレージの部受賞者名簿
賞 | 草種 | 市町村 | 氏名 | 賞状 | 賞品 |
最優秀賞 | イタリアン | 牛窓町 | 小橋 孝次 | 農林水産大臣賞状 | 草地協会賞品 |
岡山県知事賞状 | 酪農振興協議会賞品 | ||||
共励会賞品 | |||||
優秀賞 | イタリアン | 津山市 | 梶岡 克彦 | 岡山県農林水産部長賞状 | 共励会賞品 |
イタリアン | 津山市 | 藤井 賢次 | |||
スーダン | 里庄町 | 平野 耕平 | |||
ソルガム | 津山市 | 山田 克己 | |||
優良賞 | イタリアン | 総社市 | 杉田 憲次 | 共励会長賞状 | 共励会賞品 |
イタリアン | 備中町 | 藤原 幸男 | |||
イタリアン | 川上村 | 小林 一夫 | |||
イタリアン | 笠岡市 | 小原 誠治 | |||
イタリアン | 新見市 | 柴田 美正 | |||
イタリアン | 熊山町 | 山本 幸 | |||
イタリアン | 美甘村 | 峪田八重子 | |||
イタリアン | 美星町 | 川上 泰介 | |||
スーダン | 笠岡市 | 山中 治 | |||
ソルガム | 津山市 | 本多 俊治 | |||
スーダン | 美作町 | 森広 達也 | |||
スーダン | 建部町 | 有安 正夫 | |||
スーダン | 熊山町 | 山本 幸 |
乾草の部受賞者名簿
賞 | 市町村 | 氏名 | 賞状 | 賞品 |
最優秀賞 | 哲多町 | 江田 一成 | 中国四国農政局長賞状 | 草地協会賞品 |
岡山県知事賞状 | 酪農振興協議会賞品 | |||
共励会賞品 | ||||
優秀賞 | 大佐町 | 柴田 勉 | 岡山県農林水産部長賞状 | 共励会賞品 |
賀陽町 | 吉井 一夫 | |||
優良賞 | 新見市 | 森本 敏夫 | 共励会賞状 | 共励会賞品 |
瀬戸町 | 宇垣 一衛 | |||
長船町 | 大森 一由 | |||
勝北町 | 神田関之蒸 | |||
久世町 | 馬場 修身 | |||
岡山市 | 高畠 勝己 | |||
哲多町 | 西村 吉子 |