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奈義町産黒豚を育てて

奈義町 森渕 英昭

 学校卒業後,サラリーマンを約12年間経験し,平成6年12月に父親の病気入院,その後亡くなり就農のきっかけとなりました。
 子供の頃から家に牛,白豚,鶏と家畜を飼っていたので,就農にあたっては別に抵抗はありませんでした。数年間廃業していましたが平成2年より黒豚の繁殖を始めました。現在種雌豚37頭,種雄豚3頭,計40頭の繁殖経営をしています。
 一人での豚飼いは初めてで毎日が格闘でした。黒豚を飼ってみていろんな問題点がありますが一番難しいのは子育てだと思います。繁殖能力の高い白豚に比べて産子数も2〜3頭少なく,生まれてくる子豚の体重にもばらつきがあり,また哺乳中の事故が多く管理が難しいです。離乳頭数は平均6〜7頭で産子数が少ないので,どうしたら産子数が増えるか血統の問題,種付けの時期の問題等さまざまな角度から考えて行きたいです。
 黒豚は暑さに弱く豚舎での夏場の防暑対策が重要になります。熱射病で母豚が分娩前後にへい死することもあり,対策として屋根に散水をして豚舎内温度を管理しています。
 これからの課題として繁殖技術,衛生対策等の飼養管理に力を入れ生産性の向上につなげて行きたいと思います。