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勝央町は県北東部に位置し,生乳生産額は岡山市に次いで県下第2位の酪農の盛んな町です。平成9年に勝間田地区堆肥センターが建設され,良質堆肥生産システム整備が完了し,町内の農業生産に活用され,成果を上げています。
勝央町では昭和62年より各地区での処理施設整備が始まり,当初地区酪農組合で管理していましたが,各施設により製品のバラツキが指摘され,平成7年度メインセンターを建設,各地区で一次発酵処理を行い,メインセンターで二次発酵することで,均質な堆肥生産が可能になりました。
また管理運営については町,農協,酪農家の出資により設立された泣Aグリスポットの統括され,製品の販売だけでなく散布作業の請負も出来るようになりました。
町内4地区(植月,高取,吉野,勝間田)の堆肥センターはエンドレスタイプ,ハウス乾燥,スクープ式といろいろな方式です。
メインセンターは町農協のカントリエレベーターから出るモミガラを利用したモミガラ混合急速発酵方式を採用し,約60日間かけて切り返し発酵しています。またメインセンターでマニュアスプレッターによる散布作業も請け負っています。
勝央町は岡山県一の黒大豆産地で,200ゥ以上栽培されており,堆肥センターの堆肥が土づくりに活用されています。
平均反収は120s程度ですが,堆肥を例年施用して300sの収量を上げている人もおり,黒大豆農家の堆肥人気が高まっています。