ホーム岡山畜産便り > 岡山畜産便り1999年4月号 > 「岡山和牛の子牛生産農家と肥育農家」の意見交流会開催

〔広場〕

「岡山和牛の子牛生産農家と肥育農家」の意見交流会開催

岡山県総合畜産センター 経営開発部

 さる3月19日(金)岡山県経済農業協同組合連合会久世市場で,子牛生産農家と肥育農家の交流会を岡山県総合畜産センターと経済連久世事業所の主催により開催しました。当日は昨年度最後の子牛市場でセリ終了後の午後2時からの開催であったため,購買者の参加を危ぶんでいたのですが,県内の大型肥育農家が参加され生産者の交流と言う最初の試みとしては大きな成果があったように思います。
 岡山県総合畜産センターでは,平成10年度「地域型畜産調査事業」として,岡山和牛の生産に係る各種の調査を実施しました。そのなかで,大規模子牛生産者約40戸の聞き取り調査と,岡山和牛肥育農家(購買者)120戸(うち回答30%)のアンケート調査を行いました。そのなかで,特に子牛生産者からは「直接購買者の意見が聞きたい」との要望が強くありました。また,肥育農家からも積極的な姿勢が伺えたことから経済連久世畜産事業所と共同で開催することとしました。

 久世市場の二階会議室には子牛生産者を中心に農協,県関係者など約60名が集まりました。最初は,主催者からアンケートの結果をふまえて「子牛の過肥」について肥育農家の意見を質問させていただき,肥育農家も具体的な例を挙げてそれぞれ丁寧な回答がありました。
 それから,個々の生産者の質問が出ました。人数の関係もあり肥育農家が質問に答えると言った形式になってしまいましたが,それぞれに個々の意見や要望も交えての回答であったことから意見の交流は出来たと思います。
 子牛の粗飼料給与や群飼などの問題とあわせ,購入のポイントなど子牛生産者として率直な質問も多くあり,岡山県(総合畜産センター)へも種雄牛づくりなどの要望も出ました。時間的な制約が多かったことから同様の意見交換会の定期的な開催を期待しながら午後4時閉会としました。
 牛肉の生産・流通に関しては,再度の牛肉輸入交渉を間近に控えているなど国際的な話題が多い一方で,国内の子牛生産者と肥育生産者の情報交換の機会は少ないように感じられます。今回は,生産者個々の意向調査を踏まえて経済連と岡山県総合畜産センターで関係者の協力を得て開催させていただきました。今後とも,自立した生産者を育成する観点から生産者情報交換は大いにすすめて行くべきと考えます。