第11回全日本ホルスタイン共進会岡山県実行委員会

１　はじめに
　ファームフェスタ2000 in おかやま（第11回全日本ホルスタイン共進会・第３回全日本ジャージー共進会）の開会まであと１年２ヶ月余りとなりました。
　この共進会は，全日本ホルスタイン共進会としては，中国四国地方で初めて開催される大会であり，全日本ジャージー共進会と初めて共同開催される記念すべき大会です。
　この大会は，酪農振興のための共進会と併せ「晴れの国・岡山」を全国にＰＲする大会でもあり，農業諸団体をはじめ市町村，経済団体，消費者団体など県内の幅広い層で組織した岡山県実行委員会を中心に，大会の開催に向けて各種の取り組みを行っていますので，その状況と共進会の概要について紹介します。

２　共進会に向けて
　共進会の運営やその取り組みが円滑に行われるよう，図に示した組織を設置して準備を進めていますが，各組織の機能分担は次のとおりです。　

(1)　岡山県実行委員会
　実行委員会は，県，県酪連，市長会，町村会，農協中央会などの他，経済団体，消費団体などの45団体で結成しており，共進会並びに協賛催事を運営することを目的としています。
(2)　幹　事　会
　幹事会は会務を円滑に推進するため，実行委員会の事業執行を行うため結成しています。
(3)　出品対策委員会は，岡山県から出品する牛の上位入賞を目指して出品牛の強化対策を推進しており，候補牛の飼育管理指導や掘り起こしのための巡回指導，酪農講演会・毛刈り講習会の開催などを行っています。
(4)　推進連絡会議は本庁内の関係課，関係団体などで組織し，各種行事の円滑な推進のため連絡調整を行います。
(5)　地域推進会は，各地方振興局ごとに組織し，本大会で市町村の特産品の紹介・販売を行い，イベントステージで郷土芸能を披露するための準備を進めます。
　このため，市町村と連携しながら，地域への広がりと盛り上がりを図ります。
(6)　実行委員会事務局は共進会運営，出品牛対策，催事計画，協賛団体の要請，交通・警備関係，衛生・清掃関係，施設整備，広報宣伝に関することなどの準備を専任スタッフ８名で行っています。今後，実施計画を樹立して具体的な運営計画をつめながら，共進会の盛り上がりを図るため，マスコットキャラクターの募集，チラシ，ポスター，ステッカー，ワッペン，シンボルタワー，懸垂幕などの作成を行います。
　また，協賛出展企業団体の募集，駐車計画，期間中に訪れる予定来場者65万人の交通計画などを検討します。

３　共進会の概要
　５・６月号で紹介したとおり，共進会の基本計画がまとまりましたので，その概要について紹介します。

(1)　開会式・閉会式
　大型のテントを利用した審査会場において開会式が平成12年11月２日に，閉会式が平成12年11月５日に行われます。晴れやかな開会式，壮大かつ厳粛な閉会式となるよう各種の行事を予定しています。
(2)　審査関係
　　・ホルスタイン種
　　　開催場所　審査会場
　　　スケジュール
　　　　平成12年11月３日〜４日　比較審査
　　　　　　　　11月５日　表彰式（閉会式）
　　・ジャージー種
　　　開催場所　審査会場
　　　スケジュール
　　　　平成12年11月２日　比較審査
　　　　　　　　11月３日　ジャージーフォーラム
　　　　　　　　11月５日　表彰式（閉会式）
　共進会ゾーンに仮設牛舎を建てて牛を収容し，周辺には集乳所，牛積降所，隔離牛舎などを整備します。また，出品者用の食堂などを付設します。
(3)　付帯行事として，前夜祭及び来賓祝賀パーティーが開かれます。
(4)　付帯事業としては，牛乳・乳製品の消費宣伝，生乳の需要拡大のために各種の展示・試食が行われます。
(5)　展示コーナーでは，酪農に関する各種情報を映像やパネルで紹介します。
　　 また，酪農・農業に関係のある機械施設の展示があり，来場者が楽しみながら見学できます。
(6)　ステージショーでは，岡山の伝統芸能，調理実演，人気タレントのショーなどを計画しています。
(7)　ふれあいゾーンでは，来場者との和やかな交流の場として，小動物とのふれあいや乗馬体験などができるふれあい牧場と子供たちが遊べる遊具を設置します。
(8)　物産・名産品紹介・販売コーナーでは，全国の特産畜産物フェアーとして，全国各地の畜産物・牛乳製品などの特産品を紹介し販売します。
　　 また，県内の各市町村の紹介をかねて，特産品の展示販売を行います。
　　 一方，岡山県内の牛乳・乳製品の様々な魅力ある物産を豊富に集め展示・販売します。
(9)　多くのお客が見込まれるレストランは各種の肉料理・郷土料理のメニューを準備し，岡山ならではの味を一般来場者に提供します。

４　おわりに
　本大会は全国の人に「晴れの国・岡山」の良さを十分に感じていただき，岡山をより深く知ってもらえる良い機会であり，共進会成功に向け精一杯頑張りますので，今後とも皆様方のご協力とご援助をお願いします。