ホーム岡山畜産便り > 岡山畜産便り1999年10月号 > 「第55回畜産共進会並びに第11回岡山県畜産物フェアが盛大に開催される」

〔ニュース〕

「第55回畜産共進会並びに第11回岡山県畜産物フェアが盛大に開催される」

社団法人 岡山県畜産会

 「第55回岡山県畜産共進会」が10月16・17日の2日間,県経済連,県酪連の共催で久世町の岡山県経済連総合家畜市場で盛大に開催された。
 今回の共進会は,来年岡山県で開催される「第11回全日本ホルスタイン共進会」平成14年に岐阜県で開催予定の「第8回全国和牛能力共進会」へ向けた岡山県出品対策協議会の発足等もあり例年以上の盛り上がりをみせた。

 出品は,県下各地域から選抜された肉用牛68頭,乳用牛107頭が出品され,厳正な審査の結果,栄えある農林水産大臣賞には,肉用種種牛では繁殖牛群の部に出品された哲西町の竹本弘氏の牛群,乳用種種牛では7区経産牛の部(3〜4才)に出品された津山市の永礼淳一氏の愛牛が受賞された。
 審査講評では,肉用牛については全体的に発育,体積,均称のよい牛がそろっていたが,腿,尻の充実等に難点のあるものがあるとの指摘があった。
 乳用牛の部,ホルスタイン種については未経産牛では若雌らしい乳用性に富んだ牛が揃っていたが,なかに肢蹄の弱いもの,過肥気味のものが散見されたとの指摘があり,経産牛では乳牛の特性に優れ,体積に富み,乳房に力強さがあり,乳量に期待できるものが多かったが,乳器の付着形状等にやや難のあるものが見られた点が惜しまれた。

 ジャージー種についてはホルスタイン種と同様,乳用牛の特性に優れ,乳房の付着も力強く,歩様もよいものが多かった。しかし未経産牛の背の弱さが見られるものが見られた点が指摘された。
 贈呈式には,農林水産省中国四国農政局浅見生産流通部長,岡山県石井知事,社団法人岡山県畜産会池田会長ほか多数の来賓を迎え挙行され,上位入賞者,団体等に対し表彰が行われた。
 10月16日に開催された「第11回畜産物フェアおかやま」は,回を重ねる毎に消費者との絆が強まり,畜産に対する親しみが増し盛会のうちに本共進会に花を添えた。

 なお,共進会における各部,各区の優秀賞首席は次のとおりです。