ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和24年11月

日鶏だより

−提供−社団法人日本養鶏協会中国四国支部

“輸入玉蜀黍を養鶏飼料に確保”

終戦後アメリカからガリオヤ資金(占領地救済資金)で輸入された飼料用玉蜀黍は従来連合軍総司令部の指示で乳牛用にのみ配給されて居たが,本会の数度に亘る陳情の結果今回初めて養鶏用に向けられることが許され第3,4半期分として4,014sの割当が決定した。

国営産卵能力検定の廃止と現場検定の実施について

 国立種畜牧場に於ける産卵能力検定は本秋限りで中止することに内定したが,長い歴史を有する検定事業を一挙に廃止することは,漸く復興途上にある我国の種鶏改良上影響するところが少なくないので本会は直ちに当局に対し存続方を数度に亘り折衝した結果,来年度に限り岡崎,大宮両種畜牧場於て400羽を限度として実施することになった。
 尚政府は検定事業の縮少に伴う措置として現場検定を助長育成する方針で本会に対し実施具体案作成の指示があったので本会は目下其の準備を進めている。

特需卵の価格改訂さる

 特需卵の価格は8月22日に円値上げされたが,その後の市況に鑑み更に9月10日より消費地着荷より左記の通り改訂された。
 尚見返飼料は9月分より増量されるよう極力陳情した結果大体寡産期に於ては1個について400g配給される事になった。

特需卵 生産者庭先価格
    1貫匁につき 980円

初生雛の車内持込許可さる

 従来初生雛の列車内持込は禁止されていたので雛の小口輸送上多大の不便があり,これが撤廃方要望の声は久しきに亘り全国的に切実なものがあったので当会は関係当局に対し強力に撤廃方折衝中のところ8月10日付けをもって100羽入り1箱に限り持込自由となった。