ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和24年11月

県下一円のアンゴラ兎農業協同組合生る

 アンゴラ兎毛は畜産物中唯一の輸出品であり本県においても輸出振興の国策に沿って相当数の飼育者が増え関係方面より斯業の堅実な発展を要望されていた処,関係業者の深い自覚と認識により去る9月18日岡山市下石井藺製品会館において盛況裡に創立総会が開催された,組合員は約200名で初代組合長は後月郡の藤井勝志氏が推挙された。
 本組合の当初の事業は兎毛並びに兎毛皮の集荷販売,仔兎及び,資材の斡旋を行い将来は兎毛,兎肉の加工部面に進出する計画があり関係者の加入を希望している。
 なお組合事務所は岡山市下石井新興飼料工業協同組合内にある。