ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和24年11月

世界中でも珍しい牛の四ツ仔

 場所は岡山県赤磐郡可真村稗田で所有者野波氏の9才になる和種牝牛が昨年11月29日に牝3頭牡1頭の仔牛を産んだが残念乍ら全部死産であった。
 元来牛は単仔が多いが2仔は珍しくない。又3つ仔も時々生まれている。畜産試験場中国支場にいる3つ仔は立派に成育している。然し4つ仔は今迄に日本にその報告がない。アメリカに一例あるそうだが世界的に稀有とされている。
 この4つ仔の死産の原因は分娩胎児の状況から判断して妊娠中は立派に発育していたものが母体の妊娠末期に中で大きくなり過ぎて胎児間の圧迫死により死産したものと思われた。
 この牛の種付けは人工授精でやったものだが決してその原因が人工授精に起因するものではない。