ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和24年12月

畜産ニュース

鮮牛輸入は困難視されている

 日韓貿易の口火を切った朝鮮牛輸入問題はその後関係方面で折衝され実現の方向に向っていたが,最近の情報によると朝鮮牛は現在その頭数が不足して居る為,輸出は困難であるとのことで,通産省もこの情報を意外として真意を質そうと言うことになっている。
 先般の取引価格の算定は着港渡しで2才牝72ドル,3才牝120ドル,4才牡90ドル程度では,韓国が折り合わないだろうと見ている。
 我が国よりの輸出家畜も船賃が高い為,目下その見透しは困難視されている。