ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和25年1月

☆編集後記☆

K・O生

 希望にみちた輝かしい昭和25年の新春を迎えたことを読者諸賢と共に,お慶び申上げます。
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 除夜の鐘を境に,日本人は等しく,1つなり,2つ若返った,人間の年令を精神年令と,肉体年令に分けるならば,1950年は両方共に若返らなければ意味がない。
 それに寅年とは正に鬼に金棒,若さと寅の様な元気でへいげいして行こう。
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 本誌第3号は,1950年の劈頭を飾るべく,新春特別号として読者諸賢に贈る,昨年に引続き御愛読と御声援賜らんことを。
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 本号には『葛の栽培』についての熱心な研究家として有名な吉岡隆二氏にお願いして貴重な時間を割愛願った。誌上を借り厚く御礼申上げます。後者の『甘藷養鶏』については漸く斯界の課題に上って来た,次号で御参考願いたい。
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 押野前課長が去るに当って,『人権を尊重する文化社会に於ては等しく,必要人口の必要ポストでなければならない』と残し課長自からも念願して!!人は言う課長をして『大ガミナリ』と……それだけ親しまれ且つ愛称されて来たのも,けだしむべなるかな。
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 その『大ガミナリ』の残して行った,多くの足績を今更ここにペンを煩わなくともこの小誌も言わば『小さな愛情』である『畜産だより』が着実に第3号の実を結び,更に大きな,歩みを見せようとしていることを新春特大号発刊に当り山形の課長に,お伝えしたい。