ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和25年2月

畜産ニュース
酪農の将来を語る座談会

 2月13日市内桑田町農民会館に県下の模範酪農家,酪農業協同組合,製酪工場経営者を招聘して酪農経営研究会を開催した。参集したもの50有余名,農業協同組合課の課長の部長代理の挨拶に始まり酪農家よりは夫々貴重な体験と意見の発表,酪農業協同組合よりは組合の活動と今後の方針,製酪工場よりは製造能力と現況今後の乳製品需給関係集乳方針統制撤廃後に於ける製品の販売施策等の報告があった。昨年7月乳価の下落につづく本年1月飼料の値上り又は畜産諸物資の買行不振昨今の経済界の動揺で鋭敏なる酪農家の一部のものは先行きを案じていたのでありますが切々なる研究討議によってこれからが真の酪農を取入れて日本農業を経営する要ありと再認識反省したのである。
酪農家は凡ゆる創意と工夫により国土と未利用資源の完全利用をもって良質の牛乳を最も安価に多量に生産供給し組合は公僕として組合員のために最善を尽くし工場は一切の無駄を除去して,安価に乳製品を製造し販売宣伝をやる旨を確約した。
国民体位の向上も食生活の改善も牛乳の恩恵に預るものが至大であるので牛乳祭りなどして広く一般国民に呼びかけたいものだと益々希望をいだき再会を誓って散会した。