ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和25年2月

畜産ニュース
作州の酪農対策を練る

 2月10日津山畜産農場において馬渡場長の肝入りで第1回作州地区酪農振興対策協議会が開催された。酪農とはどんなものかと参集したもの100有余名,場長より場の経営概況,蔵知技師より酪農の現況と将来の見透しについて,末澤北部酪農業協同組合副組合長の作州地区に於ける酪農の現況について夫々報告があった。全国に唯一つの酪農家の経営する製乳工場津山工場も9月より愈々煉乳製造に着手し日々8石近くの集乳成績で日進月歩本年秋には20石の集乳目標で邁進する熱意がある!!
組合では優秀種牡牛2頭を導入し組合員の種付に供用することになった。なお組合のためには寝食を忘れて活動する田口氏もいよいよ軌道にのった北部酪農の将来に懸命の努力を傾ける覚悟があるようだ。じっくりと堅実な経営方法と組合員の団結こそ北部酪農の発展の鍵を握るものと思われた。